イドゥンの林檎

イドゥンの林檎

主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーセイバー】 第25章「煙をまといし、真紅の刺客。」感想

カリバー

おや、やっぱり賢人が中身なんですね。

前回カリバーの出現と関連付けるかのようなタイミングで、意味深に無人のタッセルの部屋が映されていたのは何だったのでしょう?

スリードにしても、何かこう、タッセルが席を立ったのはこう言った原因理由からで、カリバーの件はミスリードだよと分かる描写が欲しいのですが、そう言うフォローは一切ないんですね。

 

推理小説のミスリードだって、トイレに立っただけとかどうしようもない理由にせよ、意味深に映った行動の原因理由ぐらいはあるはずですが、セイバーにはそれすらないので、少々不誠実に見えます。

 

登場人物の行動や描写に因果関係を見出しても、それを全く当てにできないと言うのは、物語としてどうなんでしょう。

劇中の演出、描写を信用できないのであれば、今後はそれを念頭に置き、例えば飛羽真が事ある毎に口にしている「絶対助ける」もセイバーの劇中で出たセリフなので、飛羽真は全然そんなことを思っていない可能性があるなと、描写が信用できないことを前提として見なくてはなりませんね。

 

暗黒剣月闇

前回、剣が勝手に消えたのではなく、玲花が回収していたことが発覚した暗黒剣ですが、何故賢人が持っているのでしょう?

それに加えてジャオウドラゴンまで持っているようですが、どこで手に入れたの?

順当に考えれば、最低限暗黒剣は玲花経由で賢人の手に渡っていなくてはおかしいのですが、回収した時点では既に死んでいるはずですし、玲花の指示に従っているようにも見えません。

回収、保管していた暗黒剣を賢人が持ち出したor剣が勝手に動いたんでしょうか?

謎過ぎます。

 

謎過ぎますが、明確な理由のないその場のノリで持っている可能性もあるので、気にする価値が無いかも知れません。

もういっそのこと、これは意味のある描写だよとテロップでも入れて欲しい気分です。

そこまでされればあるがままを受け入れ、考える必要のないコメディなんだなと割り切れるのに。

 

賢人

暗黒剣を持った人間はみんなおかしくなってしまうの?

なんだか真理おじさんのように、強い意志を持って信じて貫く決意だけを固めて、何をするのかは一切決まっていない状態に見えます。

メギドが居るのに聖剣を封印するとか支離滅裂です。

大奉寺さん&尾上さんがわざわざ「組織側の誰かだろう」「まあ、味方ではないだろうな」と言っているので、組織側の人間ではないし、敵とも言い切れない感じになりそうですね。

最終的には合流して真の敵のマスターロゴスを倒すぞとかになるんでしょうか?

 

とりあえず賢人が復活したので、蓮君は喜び勇んで合流して第三勢力になりそうですね。そのコンビがどうすれば良いのか分からないけれど、兎に角行動するんだ!と意気込んでぐちゃぐちゃに場をかき回す事になれば面白そうです。

 

面倒くさい状態になって復活しましたが、復活したこと自体はとても嬉しいです。

父の形見の剣を手に、死んだはずの人間が再び舞い戻ってくるとか最高にカッコイイじゃないですか。

賢人の決め台詞「これで話は終わりだ」もダークヒーローの方が映えますしね。

 

気になるのはいつまでカリバーなのかです。

敵味方の時はカリバーで、味方に戻ったらエスパーダに戻る感じでしょうか。

エスパーダにジャアクドラゴンを挿したフォームが見たいです。

 

「彼」

タッセルが「彼に会いに行かなくては」と言っていましたが、「彼」とはいったい誰の事でしょう?

マスターロゴス?それとも暗黒剣を持っている賢人?

 

タッセルの言動なので、セイバーの劇中では特に関係性のない、視聴者が気にする意味のない人物の可能性もありますね。

21話冒頭に出てきたイラスト、右側にはタッセルっぽいキャラも居るなと思っていましたが、今回のお話を鑑みるにあれにも深い意味はない気がしてきました。

小さな描写にいちいち意味があるものと深読みするのはオタクの悪い癖です。

 

大奉寺さん&尾上さん

プリミティブドラゴンの対応策を「馬鹿か」と一蹴される軽いギャグを挟みつつ、突然の襲撃者に対し咄嗟にプリミティブドラゴンを隠し対応する尾上さんのムーブが良いですね。

大奉寺さんは即座に剣に手をかけて構えていましたし、あのやり取りの後にこうして抜け目ないベストではなくともベターな行動を咄嗟に取れるところに老練さを感じます。

 

玲花

今までの描写からは自身の利益・目的の為、恣意的にマスターロゴスの意思を捻じ曲げて伝え、現場の嘆願を握り潰す宦官や侍従長のような佞臣のイメージだったのですが、どうやら誤解だったようです。

今回のお話を見る限り、彼女はごく普通の狂信者ですね。

これまでの言動も、意図せず先入観や誇大妄想で上の意思・指示を捻じ曲げる宗教家によくある行動でした。

そう言った気質も含め扱い易い駒なので、マスターロゴスに重宝されている様子ですね。

 

それはそれとして、漸く自分で動きましたね!

それで良いのです。そうでなくてはいけない。

悠長に位置バレバレの拠点に居座っている厚顔無恥の裏切者を襲わないのは、あまりにも不自然です。

さっさと乗り込んで斬り刻むべき。

 

サーベラ

細身のシルエットに昆虫の意匠が合わさった、スマートでカッコイイデザインですね。

蟻や蜂を彷彿とさせる複眼と顎、貴族の服のようなアンダースーツとブレストプレート状の胸部装甲がサーベルの持つ中世貴族のイメージにマッチしていますし、胸部装甲から昆虫の足を彷彿とさせるパイプが伸びているのもモチーフが活きていて素晴らしい。

翅翼状のスカートも素敵ですね。

欲を言えばセイバーのローブぐらい薄くてひらひらしてくれればもっと見応えがあったかなと思いますが、それを差し引いても個人的にはかなり気に入りました。

 

変身ポーズもカッコイイです。

派手な動きはありませんが、何もない空間に手を翳し煙が実態を持って剣になる演出も、ライドブックにふぅーと息を吹きかける事で開く動きも、これまでの剣士に無いアプローチでとても良いと思います。

変身時に煙叡剣狼煙から煙が噴き出し全身を覆うのも良いですね。

変身音が若干ポップ過ぎる気がしますが、目新しさとカッコ良さが同居していてかなり好きです。

 

煙と言う解り易いエフェクトがあるので、既存のキャラとの差別化もされていますし、ただ移動するだけでも派手ですね。

必殺技で蝶の羽や蜘蛛脚を出すエフェクトも綺麗でしたし、個性的で好みです。

 

レスバ最強飛羽真

飛羽真は本当に人の話を聞かないね。

自分の言いたい事しか言わないし、自分の頭の中にある前提が何もかも伝わっている前提で何も説明せずに話す。

話にならない。

 

ただ倫太郎を信じて、変身をしたところだけは良かったです。