魔進戦隊キラメイジャー 第37話「せな 1/5」感想
ストーリー
■クランチュラ生存!
邪面師、邪面獣を呼び出すギミックを担ってますし、簡単には退場しませんよね。
いや、良かったです。
全回負けたのは20%の力しか出していなかったからと。
ところで、何処まで細分化できるんでしょうか?
ヨドンナの鞭で分裂を繰り返せるのであれば事実上、無敵と言う事では?
■マッハが気持ち悪い
いつの間にかすっかり気持ち悪いキャラが定着していますね。
魔進たちは意思を持っている設定の割には能動的なアクションに乏しく、折角のキャラ付けがあまり活かされていないので、こうしてキャラを立てる機会があるのは良い事だと思います。
マッハは恵まれていますね。
■人格分裂
せっかちアスリートの瀬名、ひたすらかわいい瀬名のようなキラメイジャーでこれまで見てきた瀬名の一面以外に、できるOL、感激屋、ネガティブと、既存の瀬名からは大きく乖離した面を誇張した瀬名をきちんと演じ分けていて役者さんは本当に凄いですね。
■小夜ワープ
場面転換で瀬名5のシーンになるのは別段おかしなことではないのですが、直前まで巨大戦をしていたはずの小夜が居るのはおかしいでしょう。
しかも、瀬名まで出て来て話に落ちが付いたのに、戦闘は未だ継続中とか。
話の繋ぎを考えてください。
今回は海岸線で追いかけっこする画が撮りたかっただけで、他は一切考えていなかったんだろうなぁ。
あのシーン、仮にも瀬名は陸上選手設定なんですが、小夜があっさり追い付いて良いんですか?
ついでに、失敗しても一切反省していなかった瀬名1234が、瀬名5を受け入れる気になった理由も解りません。
あそこから何をどうしたら「戻って欲しいの」になるのでしょう?
突然普通の感性が何処かから生えてきたようですが、実は常識と良識を持った瀬名6でも居ましたか?
あれでは真冬にずぶ濡れになりながら説得した小夜がバカみたいじゃないですか。
■ヨドンナ
ヨドンナは依り代であり、ヨドン皇帝自身でもあったわけですね。
なるほど。
今回のテーマが人格分裂なのも一貫性があって好きです。
ヨドンナの仮面を剥がし、身体中から溢れ出た淀みを纏って巨大化する変身シークェンスが良いですね。
邪面師、邪面獣、クランチュラ、ガルザは仮面やそれに類するものを身に着けているのに、ヨドンナだけが仮面のモチーフがなかったので統一感に欠けるなと思っていたのですが、こういう展開であれば納得です。
皇帝のデザインも不気味で好みです。