イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

【仮面ライダーセイバー】第11章「乱れる雷、広がる暗雲。」感想

 

 

ストーリー

■タイトルが素敵

対比、ではないですが、エスパーダとカリバーを雷と雲に例えるのはお洒落で良いですね。

 

これをカリバーが賢人の父だと思っていた頃に出して欲しかったです。

前回、カリバーの中の人が賢人の父ではないと判明して賢人との関連性が薄れているので、今更両者に深い繋がりがあるかの如きタイトルを持ってくるのは少々時期を外しており、センスがないなと素人的には思う次第です。

 

■組織の剣士であるならば

倫太郎、ちょっと前に私怨の為に修行して、復讐の為に戦ったじゃないですか。

 

あれは組織としての行動と倫太郎の私情が偶々合致しただけで、別に私情を抑えて剣士としての役割を全うしたわけではありませんよね?

自分の行為は棚に上げて、賢人を止めるのはちょっとどうかなと思います。

賢人の行動も概ね組織の利益と合致しているように見えますし、協力する方がスマートでは?

 

しかし、ラストに賢人を庇うところは良いですね。

私情を優先するのは剣士失格だと言いながら、自分は私情を優先してしまう。

倫太郎のこう言うところ、好き!

やはりぐう聖。 

 

■ソフィア

この人の、芽衣への異常な信頼は何なんでしょう?

以前の探知魔導書と言い、今回の鍵と言い、わざわざ芽衣を指名する意味が解りません。

二人の間に信頼関係を構築する何かが起こるような機会も時間もなかったと思うのですが、一体何を考えているのでしょう?

 

芽衣を試しているのでしょうか? 或いは芽衣が暴走することを見越してあえて隙を晒して誘っているのか。

恐らく何の意味もないのでしょうが、芽衣が全く信用にも信頼にも値しない人物なので、それを重用するソフィアの行動はどうしても何か企んでいるように見えてしまいます。

 

■暴走する賢人

この不安定な感じ味があって良いですね。

過去に拘泥するあまり疑心暗鬼になり、人を遠ざけ勝手に孤立し、挙句に味方に庇われる。理想的なムーブです。

 

この状態を活かして次以降の和解と強化へと繋げて欲しいのですが、どうなるかな。

来週は賢人のお当番回のようなので、きっと巧くやってくれると信じましょう。

頼みますよ…。

 

アクション

■ジャオウドラゴン

ライドブックが飛び出す絵本になっているのは面白い仕様ですね。

既存のライドブックとは展開時の見た目が大きく変わっており、目新しさがあります。

サイズも大きくなっているので、手に持つアイテムとしてはこちらの方が好みです。

音声も中二感丸出しで如何にも悪役と言った内容で良いですね。

大塚さんのお声で「誰も逃れられない」最高です。

 

スーツもカッコイイです。

竜の口から溢れる炎を模したバイザー。

装甲版に覆われていた胸・型の装甲が外れ、竜の意匠の施された装甲に変わり

籠手も留め具のようなベルトが消え、代わりに竜の腕、或いは背のような棘々とした装甲に覆われています。

 

パワーアップなのですが、こう偽装や封印を解いて、真の姿を解放した姿のような印象を受けます。

これは中二心を擽られますね。

幼児にもおっさんにも、そして女性にもいる心の中の中学生男子が喝采するデザインです。

 

惜しむらくは、折角カリバーの拘束具の如き装甲版を外したのに、変身でそれがドラマティックに演出されていないのが勿体ない。

ジャオウドラゴンはカリバーの装甲が外れて姿が変わるという面を、もっと強調した変身にして欲しかったです。

 

動きの方は数合斬り合ったらすぐに必殺技に移ったので、イマイチでした。

必殺技も黄金の竜のエフェクトはもっと大きく派手でも良かったかなと思います。

スーツの割には地味でした。

次回以降の活躍に期待します。