【仮面ライダーセイバー】第10章「交わる剣と、交差する想い。」感想
ストーリー
■仲間のつもりだった
そうか、仲間のつもりだったのか。それは気付きませんでした。
芽衣は何故か付き纏っている飛羽真の知人としか認識していないので、チームの一員みたいな自認があるとは思いませんでした。
いつもウザ絡みしていましたが、あれは彼女なりに役に立とうと思ってのことだったんですね。
なるほど…。
しかし、飛羽真の約束からもハブられていますし、仲間だと思っているのは本人だけのようですね。
とって付けたかのように訂正していましたが、せめてあそこは数に入れてあげるべきだったのでは?
場違い感があるのは確かなので俺達の中に含まれていても微妙ですが、含まれていなかったのもそれはそれで不憫です。
■アヒルメギド
兄弟たちの力をすべて手に入れた代わりに、透明化を失っているのですがそれは?
爪や翼が付いたのは解るのですが、そもそも透明以外のアヒルの能力が全く分かりません。
特殊な機能はないが、生態武器や専用器官が増設されたから強いと?
先週も割と簡単にやられていましたし、透明化を失ったら然程強くないのではなかろうか。
先週の時点でも見えにくいアヒル以外は特殊な事をしていたようには見えませんし、爪や翼のお陰で劇的に強くなったようにも見受けられません。
醜いアヒルの子が白鳥へと成長するというのは良いのですが、スペックの設定が若干雑でしたね。
■ライドブックポロポロ
前回雑に奪われたライドブックを、今回雑に取り返していますね。
一体何だったんだろう。
あんなに簡単にドロップするのであれば、前回奪われる必要もなかったのでは?
ライドブックを奪われたことで大きな不利益があったわけでもありませんし、何の苦労もなくあっさり取り返しているので一切カタルシスがありません。
ドラマ的に変身に支障のないライドブックを1冊だけ引き抜いていく敵キャラのシーンとか、必要でしたか?
そもそも一度拠点に帰ったカリバーは、何故使いもしないライドブックを持ち歩いていたのでしょう?
意味が解りません。
■あの男の子
「あの男の子…賢人」じゃないが!
今まで誰だと思っていたんですか?
あの男の子が賢人だと思っていなかったのであれば、飛羽真は今まで賢人を誰と誤認して子供のころの友達、幼馴染だと認識していたんでしょう?
幼賢人とあの男の子をイコールで結べなかっただけで、一緒に居た女の子が賢人になったパティーンを想定していたわけではありませんよね?
ひょっとして銀河鉄道の夜のエピソードも飛羽真の誤認で、賢人は身に覚えがなかったりしますか?
飛羽真は一体何を覚えていて、何を忘れているの。
難解過ぎてはついていけません。
■カリバー
急に新キャラが出てくるか、中身がタッセルでもない限りは、残りのキャラ数的に、まぁそうなりますよね。
然程意外性はありませんでしたが、突如謎の新キャラが出てくるよりはこちらの方が好みですね。
とは言え、まだ何故の大部分が判明していないので良し悪しは今後次第です。
先週目に見えるものが真実とは限らないみたいなことを言っていましたが、実は飛羽真達は本の中に閉じ込められていたりします?
タッセルのキャラ紹介と今回の言動が不穏なので、黒幕説も真実味を帯びてきましたね。
アクション
■西遊ドラゴン
ブレイズのような中華風の構えや、軽快な側宙・側転、筋斗雲を使った移動など、二冊状態が短い割には凝った動きをしていてなかなか良かったです。
フォームチェンジにきちんと個性があり、差別化できている事は大切だと思うので、以降も粗製乱造せずモチーフを生かしたフォームチェンジを丁寧に描写して欲しいです。
どうせならば如意棒も使って欲しかったですが、三冊の時にしか使えないのでしょうか?
■ゴールデンアラジーナ
ほぼほぼ必殺技を撃っただけ。
初回登場なのにこの扱いはちょっと残念です。
デザインは悪くはないと思います。
ケルベロスを模した籠手、爪をモチーフにした意匠、鎖模様のスーツとマント。
どれも好きです。ちょっとマントの黄色が明るすぎるかなとも思いますが、アラジーナの黄金マントも派手なのでそこまで気になるものではありませんね。
個人的にはエスパーダの白と金のコントラストが好きだったので、白地が消えてしまったのは少々惜しいです。
もう一回強化されて白地に金の意匠の施されたスーツに戻らないだろうか。