週刊ヴァンガ情報局 「神界獣 フェンリル」「破壊神獣 ヴァナルガンド」評価
Amazon/駿河屋
今回の情報局公開カードはBT12「天輝神雷」収録「神界獣 フェンリル」「破壊神獣 ヴァナルガンド」です。
評価:4/5
■ソウル依存万能サーチ
【起】【《V》】ターン1回:【コスト】[1枚以上、望む枚数SBする]ことで、あなたの山札から、このコストでSBされたカードのグレードの合計と同じグレードを1枚探し、公開して手札に加え、山札をシャッフルし、あなたの手札から1枚Rにコールする。
SBしたカードのG合計に依存したサーチ効果ですか。
対応範囲が広く扱い易いサーチ効果ですね。
なかなか優秀だと思います。
ソウルの質に依存するので何でも好きに持って来られるわけではありませんが、順当ライドだけでもソウルにG0~G2は存在しているはずなので、それらを合算すればG0~G3のどれでも持って来られそうですね。
FVを吐き出すだけで完全ガードを手札に引き込めるのは良いですね。
ユニットに限らないので採用していればオーダーも選択肢に入るかな?
欲を言えばG合計と”同じ”ではなく、G合計”以下”のとしてくれると、もう少し扱い易かったのですが、現状でも優秀なのでまぁ良いでしょう。
■ソウルスペコ
【自】【《V》】ターン1回:あなたのカードがソウルからドロップゾーンに置かれた時、【コスト】[CB①]することで、そのカード1枚を《R》にコールする。
CB①で盤面1つ埋めるだけなのでコスト効率としては普通ですが、本来ただコストとして消えていくだけのソウルを盤面に展開できるのは便利で良いですね。
効果①のコストでそのまま盤面を埋めてアドを稼げるので自己完結していて良いと思います。
また効果③や「貪り喰うもの グレイプニル」のアタック時SBに対して使用すれば、連パンにも使えますね。
■アタック時自己パンプ
【自】【《V》】:アタックした時、【コスト】[SB①]することで、そのターン中、このユニットのパワー+10000。
「貪り喰うもの グレイプニル」の持つ自己パンプ効果の《V》限定版です。
上昇値が高くこれのお陰で自身にはフォースを敷かずともそれなりの火力を出して殴れる点も良いですが、ほぼほぼ自身の効果②と組み合わせて使う為の効果なので、真に重要なのはSB①を消費すると言う部分ですね。
この効果のお陰で、他のカードに頼らずとも安定して連パンを行えます。
■総括
ソウルを吐き出して戦う旧来のジェネシスらしいギミックが良いですね。
個人的には「星域」軸よりもこちらの動きの方が好きです。
自身のみでメインフェイズでのSBと、バトルフェイズでのSBを使い分けられるので、小回りが利いて便利ですね。
伊達に効果を三つも詰め込まれていません。
評価:3/5
■登場時退却効果
【自】【《V》/《R》】:登場時、【コスト】[SB①]することで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。このユニットが《V》にいるなら、1枚のかわりに相手のリアガードがすべて選ぶ。
SB①で1アドバンテージを稼げるのであれば、まぁこんなものでしょうね。
ソウルの確保自体は得意なクランですし、カウンターコストを消費せずにアタッカーを展開しつつcip焼きが行えるので悪くはないと思います。
《V》で使うとコスパが途轍もなく上がりますね。
ヴァンガードにも除去耐性持ちはチラホラいますが、きちんと対処できるようなクランがあるわけでもありませんし、焼ける面が1つ2つ減ったところで甚大な被害を与えられている事に変わりはありません。
その後フォースⅠを敷いたこのユニットで殴れば、概ね打点が通るでしょう。
サブ《V》の効果としてはまずまずだと思います。
■山札操作
【自】【《R》】:ヴァンガードにアタックしたバトル終了時、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、あなたの山札を上から3枚見て、1枚を山札の上に置き、1枚を山札の下に置き、残りをソウルに置く。
旧版を踏襲した山札操作能力です。
確認できる枚数が3枚に減っていますが、ほぼそのままの効果を引き継いでいますね。
《V》アタック前にヴァナルガンドからアタックすることで従来のようにトリガーを仕込む事も出来ますし、《V》アタック後にダメトリを操作する事も出来ます。
いっそ2枚並べてどちらも行ってしまうのも良いですね。
コストとして自身をソウルに置く必要があるのでアドバンテージ的には損をしていますが、なかなか悪くないと思います。
ソウルに入ったこのカードはフェンリルの効果でSBから再度《R》にコールしたり、「貪り喰うもの グレイプニル」で手札に戻す事で再利用も可能なので、連パン用に場を空けられると肯定的に捉えても良さそうです。
■総括
退却効果と山札操作を供えたサブ《V》です。
山札操作でフェンリルの圧力を増加し、自己ソウルインで連パン用に場を空ける。
フェンリルの効果でソウルから舞い戻れば再び登場時の除去効果も使用できますし、動きとしては悪くありませんね。
SCしながらアドバンテージを稼ぐか、自己パンプをするサブ《V》候補とかが出ない限りは、このカードを採用しても良いかなと思います。