【仮面ライダーセイバー】第2章「水の剣士、青いライオンとともに。」感想
ストーリー
・説明回
割と面白かったとは思いますが、ソフィアが出てきて特に掛け合いもなく説明をするだけのシーンが続く前半部分はちょっとどうかなと思いました。
ソフィアが要らないとは言いませんが、もう少し他のキャラと掛け合いをしてくれないとシーンとして面白くありません。
今後も説明する為に出て来て他のキャラが静聴するだけであれば、見ている側も飽きてしまいます。
せっかくファンタジー感満載の世界感なのですから、ソードオブロゴスが行った過去の戦いの映像を投写して説明するとか、せめて画だけでも少し動きのあるものにしてメリハリを付けて欲しかったですね。
CGヤバいですね。
あんな昔のゲームみたいな画面が長々続くとは思いませんでした。
コロナで密集を避けて映像を作る為に、こう言う形になったのかなと察する事は出来ますが、2話にしてもうすでにCGの納期がヤバいとか予算がヤバいとかなんでしょうか?
・話の流れに違和感
バイク貰うの一度撤退してからにする必要ありました?
飛羽真が拠点に戻ってから急にぐずり始めているのが非常に不可解です。
情緒不安定ですか?
最初に一気に説明すると説明パートが長すぎるとは思いますが、だからと言って不自然に分割するのもどうかと思います。
・飛羽真
ブレイズのお披露目回だから仕方ないとは言え、ちょっと酷いですね。
何故変身もせずに観客になっているんですか?
・倫太郎
やっぱり絶妙に気持ち悪い。
非常にキャラが濃く、居るだけで画が強いですね。
最初から妙にフレンドリーでにこやかだけど、少々ピントがずれていて、妙な面白さと不気味さがあります。
普段何処で生活しているかは知りませんが、現代社会に不慣れな様子が垣間見えるのも得体の知れない感じを増長している気がします。
しかし、先輩として飛羽真を教え導こうとしている割に、書き換えが進んだ本の世界の危険さや、本の内容を知らないようでベテラン感がありませんね。
「剣士とて命も危うい」「そんなぁ」って…「そんなぁ」じゃないでしょう。
命を懸けて戦っているんです、世界の均衡を保つのが使命なんですって言ったばかりじゃないですか。
アクション
・ブレイズ
ブレイズは中央のスロットにブックを挿すんですね。
なるほど、それで装飾が中央に集中しているのか。
デザインも良いですね。
鬣をイメージしたであろう頭部の飾りのお陰で頭頂部の刃が悪目立ちし過ぎませんし、半月型のバイザーがカッコイイです。
胸のライオンもベタですが良いですね。
まさかビームが出るとは思いませんでした。勇者ロボみたいです。
動きも綺麗で好みです。
倫太郎の服装や左手を腰に回す所作、ブレイズの長い前垂れ、EDのダンスを見るに中国武術を意識した動きのようですね。
片手で剣を持ち手首の返しを多用した手数の多い斬撃や、前傾姿勢と逆手を使った捌きを意識した動きに、ひらひらと舞う長い前垂れが映えて良いです。
ただ、ライオンワンダーが強すぎて、剣を振る意味は?となりますね。
地球防衛軍状態の時にはガトリングとキックしかしていないので、剣の比重が少ない点は少々不満です。
・ドラゴンジャッ君
名前よ…。
名前の酷さは置いておいて、見た目は悪くありませんね。
本を挿入していない右半身は飾り気がなくほぼ素体のままだったので、フォームチェンジでの変化が際立ちます。
銀の装甲に豆と蔓の意匠が見栄えよく落とし込まれていて、名前以外は好きです。
頭頂部の刃に蔓が絡まっているのはダサいなと思いますが、植物らしくて嫌いではありません。
あとは右手に付いている蔓を活用してくれれば満足です。