イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

どこヴァン「ビーズム・リングテイル」「ラブラブ・ドッター」「黒漆の聖賢師 イザベル」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはBT11「蒼騎天嵐」収録「ビーズム・リングテイル」「ラブラブ・ドッター」「黒漆の聖賢師 イザベル」です。

 

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評価:4/5

■1ドローor除去&パンプ

【自】【《R》】:アタックかブーストした時、【コスト】[CB①]することで、あなたの山札を上から1枚ドロップゾーンに置き、そのカードタイプにより以下のどちらかを行う。


ノーマルユニット-1枚引く。
トリガーユニット-相手のリアガードを1枚選び、退却させ、そのターン中、このユニットのパワー+5000。

 

CB①消費して手札1枚の取得か、相手の場から1枚を除去ですか。

できる事自体は「バイナキュラス・タイガー」とほぼ同じですね。

 

地味ながらも、必要最低限の事は出来ています。

CB①=1アドバンテージは崩していないので、ランダムで扱い難い点以外は悪くはないと思います。

イザベルで両方を取れるのであれば、使い得ですね。

 

■総括

G1版「バイナキュラス・タイガー」です。

 

アタック・ブースト時に「バイナキュラス・タイガー」とほぼ同じ事ができるのでなかなかの性能だと思います。

若干カウンターコストが厳しいですが、初期の猫科三匹以外はイザベルの両取得前提で大人し目にデザインされているように見えるので、「バイナキュラス・タイガー」と同等の効果を持っているこのカードは貴重です。

維持できれば恒常的に使用できますし、こんなものでしょう。 

 

 

 

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評価:3/5

■スペコorパンプ

【自】【《R》】:登場時、【コスト】[CB①]することで、あなたの山札を上から1枚ドロップゾーンに置き、そのカードタイプにより以下のどちらかを行う。


ノーマルユニット-そのカードを《R》にコールする、
トリガーユニット-そのターン中、このユニットのパワー+15000。

 

こちらはCB①消費してランダムスペコか、15000パンプ。

 

パンプ値が高く、アクセルでは貴重な上昇値ですが、CB①掛かるとなると微妙ですね。

単騎24000になりますし、抽選効果でついでに出る効果としては悪くはない程度だと思います。

イザベルの効果なしでこれだけ出ると嬉しくはない効果ですが、イザベルには他にあまり選択肢がないのも事実なので、悩ましい。

このカードは仕方がないので未判明部分に期待します。

 

スペコ部分は、トリガーの出ないランダムスペコなので、そこそこ強いですね。

CBを消費しているので効率としては普通ですが、まぁこんなものでしょう。

イザベルの影響下ではトリガーも問答無用で場に出てしまいますが、どうせドロップゾーンに送られてしまうので何も出ないよりは幾分マシです。

 

■総括

CB①でランダムスペコor自己パンプを行うG2ユニットです。

 

手札を消費せずに盤面を増やせる点は便利ですね。

トリガーを引いた場合も上昇値がとても高いので無駄になり難いですし、グレネに配られる札の性能としてはこんなものでしょう。

 

「黒漆の聖賢師 イザベル」を使うと登場時効果のない「バイナキュラス・タイガー」等が使い難くなるので、これぐらいでも選択肢に入って来るかなと思います。

 


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評価:4/5

■相手G3以上なら両方を行う

【永】【《V》】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、あなたは「どちらかを行う」を両方行う。

 

旧版と同様の効果ですね。

元の抽選効果が強ければ強い程、この効果で強力な効果に変じます。

 

このユニットの効果③との相性も考えると「黒曜の科学者 マチルダ」が特に優秀ですね。「モノキュラス・タイガー」のブースト付きで使いたいです。

 

この効果自体は優秀ですが、相手《V》がG3以上の指定があり先行3ターン目には使用できない点がネックですね。

 

また初期の猫科3匹以外の抽選能力持ちはこの能力ありきで調整されている感じのスペックをしており、書いてある事は強いのですが周りに依存しているのでライトスタッフに恵まれないと真価を発揮しません。

 

■登場時山札操作

【自】【《V》/《R》】:登場時、あなたの山札を上から3枚見て、山札の上に望む順で置く。

 

ラクルのような山札操作能力ですね。

 

 【《V》/《R》】効果なので《R》でも使用でき、抽選効果を恣意的にどちらを発動するか選択したり、「学園の狩人 レオパルド」や「ラブラブ・ドッター」のようなランダムスペコ効果を使用する際、出てくるユニットをある程度任意で整える事ができる点が良いですね。

また抽選能力の使用を控えればトリガーを仕込んだ状態で相手にターンを渡すような芸当もでき、小回りも効きます。

まんまオラクルですね。

 

これで抽選応力を調整しろと、言っている事は解ります。

しかし、この抽選関連を見ているとグレネの特性とは一体…となりますね。

ブシロードにとって学問とは当たるも八卦、当たらぬも八卦、観測する毎に結果が変容する理屈の通らないものなのだろうか。

 

■登場時効果再使用

【起】【《V》】ターン1回:【コスト】[CB①]することで、あなたのユニットの「登場時」を含む自動能力を1つ選び、発動する。相手のヴァンガードがグレード3以上なら、そのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+10000。

 

このカードのメインとなる再使用効果です。

登場時に限定されているので微妙に候補に困りますが、「黒影の大賢聖 イザベル」「ラブラブ・ドッター」「黒曜の科学者 マチルダ」の効果を複数回使えると強いですね。

 

問題はコスト・制限を無視できない点ですね。

この効果そのものにCB①を消費しているので、別途CBを消費する効果はコストが重くやや使い難いのですが、グレネで有用な登場時効果は概ねCBを必要とするので結果的にCB②で使用する効果のようになっていて残念です。

自身の登場時効果や、「黒玉の研究者 セシル」のような例外もあるにはありますが、稀有です。

カウンターコストへの負担が大きいのでCCユニットを追加して欲しいですね。

 

裁定次第ですが、恐らく自動効果を持つユニットがその効果を発動しているのであって、イザベルがその効果を得て使用するわけではないので、《R》でも使用可能な効果しか使えませんね。

学園の狩人 レオパルド」や「鉛筆英雄 はむすけ」の《V》限定効果も使用できれば良かったのですが、残念です。

 

相手G制限が付いていますが、前列+10000パンプは素直に強いですね。

アクセルなら何処に配っても狂喜乱舞する効果です。

特に抽選効果を両方得た「黒曜の科学者 マチルダ」にパワー+10000が乗ると、相乗効果で凄い事になりますね。

インターセプトを封じる事の出来る「豪胆科学者 マリマーティン」も選択肢としては面白そうです。

 

■総括

今回のグレネの看板の片割れです。

 

旧版の抽選能力を両取得する効果はそのままに、登場時効果を再起動する効果を得て《R》を張り替える必要がなくなりました。

前列を大幅パンプする効果が雑に点けられており、CBさえ支払えればパワーラインを確保しつつ抽選能力でのアドバンテージ確保を行え強力です。

 

またテキストコピーに類する能力なのが少々受け入れがたいのですが、効果としては面白いですね。

この効果であれば、再使用ではなく展開にして盤面を埋めつつ登場時効果を起動する形の方が良かったのではなかろうか。