イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

仮面ライダーゼロワン 第43話「ソレが心」感想

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ストーリー

・アーク

何故、或人くんをアーク扱いしているのでしょう?

 

或人くんはアークのお出かけ用ボディの一つと言うだけで、いくらでも替えの効く存在です。

人間の悪意によって生まれた人工知能がアークなのであって、悪意を持った人間はアークそのものではないと思うのですが、大丈夫ですか?

いつの間にか、悪意そのものをアークと呼んでいません?

なんで定義が広がっているの?

 

すべてのヒューマギア・人工知能がアークの端末になり得るという事であれば納得できますが、悪意を持った人間も含めて全ての存在がアークになり得るというのは幾らなんでもファンタジーが過ぎます。

そう言うのは次回作のセイバーでやって下さいね。

ゼロワンはもう少し、ロジカルに、機械的、現実的な視点でお話を勧めましょう。

 

レイダーのように悪意を持ってベルトを付ければ暴走するというのであれば、そもそもベルト着けるなって話ですし、ZAIAスペックのせいで暴走するならその眼鏡外せば解決する問題なので、脳にチップを埋め込まれた人以外は外部装置無しには暴走しえないでしょう。

 

・滅

今回は珍しく感情的でしたね。

いつもは使命感みたいなもので動く冷酷な感じなので、良い意味でも悪い意味でもギャップを感じました。

 

迅くんはかなりシナリオの都合で不自然に死んでいるように見えますが、まぁ一緒に居ても庇ったでしょうし、滅を迅くんが庇うという出来事自体は自然ですね。

 

しかし、迅くんは一度復活している身なので、迅くんが破壊されて滅が暴走と言うのはちょっとだけ違和感がありますね。

そもマモルの時からバックアップでお手軽復活みたいなヒューマギアの個性・独自性を認識していない描写を多用してきたので、どうせコイツもすぐ復活できるだろうと思ってしまい茶番に見えます。

同型でも身体が違えば別の機体、破壊された機体と新しく作ってそれまでの記録をラーニングした機体は別のものと言う認識がされていない世界観なので、どうにもヒューマギアの死は大事に思えません。

 

直ったから不問にしろと言うのもおかしな話ではありますが、すぐに直せる幾らでも替えが効くのものに拘泥するのも心を持たない機械の挙動としては妙です。

心など無いはずの滅が随分と感情的に振る舞っている事に、滅自身が気付く時が果たしてくるのだろうか。

今回の事でその自覚を得たという事で良いのだろうか。

 

勿体ないですね。心など持っていないと思い込んでいる機械が、自身の心を自覚するシーンとか、最高のシチュエーションなのになぁ…。

 

・或人くん

概ね予想通り、自分の意思で滅と戦う事を望んでいるようですね。

 

滅の行動自体は、病院や野菜の生産工場を襲撃した時と何ら変わっていないのですが、「ウチの会社来る?」と気楽に誘った時との落差が凄い。

心情的には理解できますが、或人くんがこうして普通の反応をするようになると、自社へと勧誘しようとしたことが如何に異常な状態かが強調されてしまうと思うのですが、それで良いのだろうか?

 

次回はゼロつーに戻るようですが、悪意に負け続けた或人くんが、どうやって元に戻るのでしょうか。

戻ったとして、ヒューマギアが或人くんを見る目は変わってしまうでしょうし、或人くんも今まで通りの態度ではいられないと思うのですが、全て元通りとするつもりなんだろうか。不安しかありません。

 

ただアークvsアークの構図になるのは良いですね。

ゼロワンに期待していたのはそう言うものではありませんが、それはそれとしてこういう展開はワクワクします。

このままだとどちらが勝ってもアークは生き残るので何の意味も無いのですが、どう落とすんでしょうね。