イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

仮面ライダーゼロワン  第40話「オレとワタシの夢に向かって」感想

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ストーリー

・ループ

突然ループ物になったので何事かと思いましたが、シミュレーション結果を断片的に描写した演出でしたか。

 

人間だったら気が狂ってしまいそうですが、人工知能の仕事としてはオーソドックスな使い方ですね。

ゼアやアークならば一瞬で出来る事もイズの処理能力では多少時間がかかると。

或いは自我の有無で体感時間に差異が出ていると言う演出なのかな。

 

そこそこ尺を取っていましたが、必要な事を描きつつきちんと戦闘も入っていましたし、くど過ぎない良い塩梅だったかと思います。

 

・イズの涙

ちょっと解釈違いと言うか、見解の相違ですね。

 

心を持たないAIが心のような物を確立し、状況と相まって泣いているように見えるのが良いのであって、外的要因以外で目から雫が零れてしまっては、ただの不具合です。

すぐ修理に出した方が良い。

 

そもそもイズが無感情だった時期が無く、一般的なヒューマギアも総じて感情豊かか、或いは豊かに見えるように振る舞っているので、AIが自我を獲得し喪失の痛みに涙を流すと言うシチュエーションがイマイチ機能しているように見えません。

 

直後にループに陥った事も相まって、いまいちでした。

新アイテムの出現方法も今までになくファンタジーで、もやもやします。

 

・或人くん

ついに3Dプリンターを使わなくなった。

 

結局、或人くんが書いていたあのファイルは何だったんだろう。

色々書いてはあるけれど、具体的な事が何も書かれていない。

まぁ或人くんが突然万能超人になって、設計や制作を熟しましたとならなかった点は評価できます。

付け焼刃で勉強している描写は前回ありましたが、それが活かされる事もなく結局設計図すら書いていませんでした。

素人が少し齧った程度でアークを倒せる装備を設計・開発できてしまっては、何の為にヒューマギアが職業毎に特化しているのか解りませんし、妥当ではあるかな。

ゼロツードライバーとプログライズキーの出現方法が極限ファンタジーの割に、そう言う所は現実的なんですね。

 

しかし、作る気満々で勉強していたのに、結局ゼアが作りましたとなるのは、些か格好が悪過ぎではないでしょうか?

 

・ゼア

前回、アークは倒せないと結論を出し、倒し方を聞いても答えられなかったのに、何故今回唐突にゼロツードライバーで倒せると言う話になっているのでしょう?

量子コンピューターの演算能力は或人くん以下なんですか?

 

或人くんが思いつく事ならば、ゼアも同じ結論を出せるのでは?

AIは想像力が無いから新しい物が作れないとかそう言う事なのだろうか。

では、今までのプログライズキーは何処から…。

 

イズと同一化すると性能が上がるんだろうか。

サイズダウンしていますし、演算能力も相応に低下する気がしますが、謎です。

 

・アーク

結論はもう出ているみたいなことを毎回言っていますが、このキャラ、シナリオの都合で行動がブレすぎじゃないですか?

 

今回、呆気無く予測を覆されていますが、そもそも前回或人くんからドライバーを奪った時にトドメを刺して置けばこんな事にはならなかったわけで…。

殺さないなら殺さないで何か論理的な意図が無いとおかしいのに、そう言うものがあるようにも見えず、仮にあったとしても全く伝わっていません。

 

かと思えば、今回はわざわざ出向いて或人くん達を殺しに来ています。

シナリオの都合、気紛れ、心変わり以外に何か理由があって時間を置いたのでしょうか?

私にはアークは全く機械的にも理知的にも見えません。

 

・1000%社長

前回上げた株を速攻で底値に戻すムーブ!

1000%キミのせいだよ。

不注意や予想外の事故ではなく、故意に起こした犯罪でしょう。

 

さては、全く反省していないな?

前回反省して、アークを産み出した罪を背負い、その罪を償う決心をしたものとばかり思っていましたが、私の勘違いだったようです。

 

ああ、あれですね。

さうざーが近くに居ないから、善の心が消えてしまったんでしょう。

解ります。あなたの善性は外付けですからね。

さうざーを取り外して善性とオフライン状態になると、ニュートラルな状態の性悪社長に戻ってしまうのですね。

 

アクション

・ゼロツー

ランペイジになって相応に見た目が変化したバルカンとは違い、ゼロワンはシンプルな変化に留まっていますね。

 

メタルクラスタの装甲をライジングホッパーの装甲で覆ったようなデザインがカッコイイですね。要所要所に配置された赤色も画面に映えます。

左肩に生えた姿勢制御装置がお父さんをリスペクトしたデザインで良いですね。

エモイです。

 

動きは地味ですね。

度々予測を上回った演出なのか、ワープ(?)しているのが印象的でした。

映像としてはそこそこ面白いですが、設定・性能として、あれは何をしていたのかがよく解らないのが残念です。

今の所『BLEACH』のような後出しジャンケン特化に見えますね。

まぁ衛星がある限り不滅と言う考えるまでも無いような事を見落とす程度の演算能力なので、後出しジャンケンも弱い気がします。

 

ただシャイニングホッパーの強化版のようなアクションは正統進化と言う感じがして嫌いではないです。

見た目がシンプルに纏まっているので、戦い方もシンプルに強いで構わないでしょう。