週刊ヴァンガ情報局「夜霧の吸血姫 ナイトローゼ」「狭霧のバンシー」評価
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今週の情報局公開カードはBT09「蝶魔月影」収録「夜霧の吸血姫 ナイトローゼ」「狭霧のバンシー」です。
評価:3/5
■自壊パンプ
[自]【《V》】:あなたのリアガードがアタックかブーストした時、そのバトル中、そのユニットのパワー+5000し、そのバトル終了時、そのユニットを退却させる。
アタック・ブースト時にパワー+5000パンプする効果ですね。
1ライン揃っていれば、そこそこの火力になるのでパンプ自体は悪くはありません。
CB・SBも消費せず、ドロップ条件もない点はある程度評価できますね。
ただ強制的に自壊するデメリットが付くのは、いかにグランであっても少々厳しいものがあります。
毎回アタッカーを用意し直すとなると、盤面を整えるのに必要な手札やコストが問題になりますね。
グランのアタッカーは手札から出せなかったり、蘇生登場しなければ効果が出なかったりとやや癖が強いので毎回自陣を荒らすのは中々に面倒な特性ですねぇ…。
アドを稼がないどころか、《R》がアタックするだけアドを失うとは恐れ入ります。
■縦列復活コール
[自]【《V》】:アタックした時、【コスト】[CB①]
縦列を1つ選び、あなたのドロップゾーンから2枚までその縦列の《R》にコールし、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。
アタック時に1列蘇生する連パン効果ですね。
「キャプテン・ナイトミスト」や「海賊剣士 コロンバール」を蘇生する事で復活コールを数珠繋ぎにできるので、その気になれば左右のラインを張り替え《R》《R》《V》《R》《R》での5パンを行える点が良いですね。
殴ったら殴った分だけ消えてしまうので蘇生してもアドバンテージには繋がりませんが、悪くはありません。
相手G3以上ならばパンプも付きますが、パンプの方はおまけ感が凄いですね。
あればあっただけ嬉しいですが、今までこんなにどうでもよさげな相手G制限付き効果は見た事がありません。
まぁ相手《V》が13000ないし12000になった場合に単騎22000になれるのですから、パンプ条件としては適切ではありますね。
■総括
すべての《R》を亡霊化するグランの看板です。
動きとしては悪くありませんが、《V》に居座れば居座っただけアドバンテージを失っていくので正直、このカードをメインにして云々するのは難しいと思います。
やるとすれば「不死竜 スカルドラゴン」を蘇生す続けて頑張る感じになるでしょうか?
《R》パンプと連パンによる詰め性能が高いので「コキュートス」軸に2~3枚仕込んでフィニッシャーとして動かした方が使い易そうです。
ナイトローゼとシャルハロート、同じ連パンプロテクトなのに何処で差がついてしまったのか。
評価:3/5
■効果での登場時自己パンプ
[自]【《R》】:あなたのカードの能力で登場した時、そのターン中、このユニットのパワー+10000。
カードの能力による登場時なので、グランであれば発動方法に困る事はなさそうですね。単騎でもパワー19000。ブースト及びナイトローゼの効果も加味すればさらに膨らみパワー37000まで行きますね。
そこまでは行かずとも容易にパワー19000になれるのはなかなか便利です。
■効果での退却時1ドロー
[自]:あなたのカードの能力で《R》から退却した時、1枚引く。
この能力は同名カードも含めて各ターン1回まで使える。
能力での退却に限定されているので、現状ではナイトローゼ専用ですね。
《V》がナイトローゼであれば《R》が殴っただけで勝手に退場するので特に意識せずともドローできますが、余所でこの効果を使うのは無理そうです。
ナイトローゼの失点をカバーしてくれる良い効果なのですが、同名ターン制限が付いているので、大量ドローはできない仕様です。残念。
■総括
蘇生時自己パンプ、退却時1ドローと便利な効果を持ったユニットですね。
残念ながらドロー効果を活かせるカードがほぼ存在せず、ナイトローゼ専用効果みたいになっていますが、自己パンプの方は軸を問わず容易に発動できるので、それ目当てに多軸への採用も十分考えられます。