週刊ヴァンガ情報局「シャルハロート・ヴァンピーア」「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」「エッジ・イン・ザ・ダークネス」評価
Amazon/駿河屋
今回の情報局はBT09「蝶魔月影」収録「シャルハロート・ヴァンピーア」「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」「エッジ・イン・ザ・ダークネス」です。
相変わらず、顔が良い。
評価:4/5
■バトルフェイズ開始時前列パンプ
[自]【《V》】:バトルフェイズ開始時、あなたのソウル1枚につき、そのターン中、あなたの前列のユニットすべてのパワー+1000。
ソウル枚数依存の広域パンプ効果ですね。
特にコストも無く発動するので使い易くて良いと思います。
ダクイレであれば順当ライド時でも+5000程度は狙えそうですね。
効果②の条件がソウル13枚以上である都合上、最速で13枚溜める構築もあり得るでしょうし、中盤以降のパンプ値は+13000以上を期待できる点も良いですね。
前列全てをパンプできるので、効果②の《R》スタンドとも相性が良く優秀です。
ただ発動タイミングがバトルフェイズの開始時なので、「ノーライフキング デスアンカー」の疑似《V》スタンド時にはパンプ効果が出ず、この効果との相性は悪いですね。
■《R》スタンド
[自]【《V》】:アタックした時、【コスト】[CB①]
あなたの前列のリアガード1枚をスタンドする。
あなたのソウルが13枚以上なら、1枚のかわりに2枚スタンドする。
アタック時に《R》をスタンドする効果なので、一応、★2になれる「インフリクト・スタンパー」や★2バニラの「ブレミッシュ・スパイア」と相性が良い効果ですね。
効果①で要求値も上げられるので、無くはないかも知れません。
まぁそれらを無理やり使うよりは公式も触れていましたが、「ナンバー・オブ・テラー」等、ターン制限のないアタック時効果持ちをスタンドするのが良さそうです。
或いは「ホープ・オン・ダンプ」と組み合わせて見ても面白そうですね。
こちらの効果はアタック時に発動するので「ノーライフキング デスアンカー」の疑似《V》スタンド時にもきちんと発動し、《R》スタンドと併用可能なので悪くはなさそうです。
問題は条件のソウル13枚ですが、構築次第では最速で狙えなくも無いと言う感じですね。幸い、この効果のコストはCB①のみなので余所にコストを回す余裕はありますし、見た目の印象程重くはなさそうです。
ただ、このユニット自体には一切ソウルを増やす手段が無いので、他の軸よりは苦労しそうですね。
■総括
今回のダクイレの顔です。
大幅な上昇値を見込める前列パンプ効果と、それを活用する前列スタンド効果を持った優秀なユニットですね。
自身でソウルを溜める力がない点だけが気掛かりですが、「幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム」や「轟剣竜 アンガーブレーダー」に近い効果なので、起き上がる《R》さえ優秀ならば強いデッキになりそうです。
評価:3/5
■ソウルからコール
[自]【《V》/《R》】:登場時、【コスト】[CB①]
あなたのソウルからG2以下を1枚《R》にコールする。
「エグザクト・フローズン」の完全上位互換効果ですね。
ペイルのようにソウルからコールし、盤面を埋める効果です。
事実上、CB①・SB①支払い、1枚分のアドバンテージなので、ぱっとしませんが弱くはありませんね。
制限も登場時、G2以下と、然程厳しくは無いので、このコストであれば使っても良いかなと思えます。
きちんと《R》でも使用可能なので、サブ《V》用G3が持つ効果としては、まずまずでしょう。
ソウルが減る点は若干気に掛かりますが、気になるようなタイミングで呼ばなければ良いだけの話なので、然程問題ではありませんね。
後半は気兼ねなくソウルから呼べるでしょう。
欲を言えばG3を呼べて数珠繋ぎにできるのが理想でしたが、本業ではないのでこんなものですか。
■アタック時除去効果
[自]【《V》/《R》】:ヴァンガードにアタックした時、あなたのソウルが10枚以上なら、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。
ソウル条件こそ付いていますが、アタックするだけで発動するノーコスト除去効果は便利ですね。
《R》でも使用でき、ターン制限も無いので、「シャルハロート・ヴァンピーア」でスタンドすれば1ターンに2アド以上を奪っていけます。
ただ、ソウル条件付きの効果を持っているのに、このユニットにはソウルを溜める手段がないのは困りものですね。
自己パンプも失っていますし、弱くは無いのですが、アタッカーとしてはいまいち。
G3は糞ニートばかりのようです。
貴種は下民が耕した畑を優雅に収穫するのが仕事と、そう言う事ですね。
■総括
ソウルが10枚以上ならと言うソウル条件以外の一切に面影が見られない、元G4ユニットです。
場に出て殴るだけでアドバンテージを稼いでいける性能をしているので、《R》に出して「シャルハロート・ヴァンピーア」でスタンドする札としては悪くありません。
ただこのユニット自体はパワーも★も増えず、ガード制限の類も無いので、「ナンバー・オブ・テラー」「リガー・ツイスター」「ホープ・オン・ダンプ」らに優先するかどうかは微妙な所ですね。
評価:4/5
■登場時手札交換
[自]【《V》】:登場時、1枚引き、あなたの手札を1枚ソウルに置く。
あ、滅茶滅茶強い。
《V》登場時なのでチャンスは限られますが、その分リターンも大きく優秀ですね。
引いてから手札を減らすタイプなので損をしませんし、手札の行き先がソウルである点も非常に良いです。
このサイクルの中でも特に良いですね。
■登場時SC&条件付きCC
[自]【《R》】:登場時、SC①。貴方のカードの能力で登場したら、CC①。
こちらも優秀ですね。
ソウルに置く枚数こそ1枚と最小ですが、手札交換を使い損ねても最低限の仕事を果たせるのは良い事です。
いつ引いてもソウル供給に活用できる点が偉い。
追加効果の方は、条件が厳しいですね。
ほぼほぼ「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」です。
「エグザクト・フローズン」もCCを加味すればCB①=1アドバンテージのごく普通の効率になるので、候補として考えられなくもありませんが、微妙です。
「忌まわしき者 ジル・ド・レイ」と併せれば、カウンターコストは消費せず盤面を増やせるのでちょっと良いですね。
とは言え、現状では手段に乏しいので、あまり当てにできないお負けですね。
■総括
よくある【《V》】登場時限定手札交換サイクルです。
消える手札の行き先がソウルなので、得しかない所が良いですね。
《R》限定効果のSCも、かなり厳しいですが条件付きでCCも発揮できますし、優秀だと思います。