イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局「看破の忍鬼 ヤスイエ」「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」「藤花の忍鬼 タケヒメ」評価


Amazon/駿河屋


今回の情報局公開カードはBT09「蝶魔月影」収録「看破の忍鬼 ヤスイエ」「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」「藤花の忍鬼 タケヒメ」です。

むらくもの高レア一挙公開ですね。 

 

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評価:4/5

■山札かドロップから2枚コール

[起]【《V》】ターン1回:【コスト】[CB①、SB①]

あなたのユニットを2枚選び、それらと同名のカードをそれぞれ1枚まで、あなたの、山札かドロップゾーンから探し、《R》にコールする。

 

CB①、SB①で2枚分のアドバンテージを得られる効果ですね。

盤面のユニットと同名のカードのみと言う縛りこそありますが、むらくもらしさを出しつつ現実的な範囲での制限なので、この程度の制限で毎ターン2枚分のアドバンテージを稼ぎだせるのであれば十分です。

 

また、対象が山札に限らず、ドロップゾーンも含んでいる所が偉いですね。

これで山札に同名ユニットが居なくとも、問題なくコールする事ができます。

コストも2枚を呼べるにしては然程重くありませんし、優秀ですね。

 

■疑似《V》スタンド

[自]【《V》】:アタックしたバトル終了時、【コスト】[手札を2枚捨てる]

あなたのドロップゾーンから「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」を1枚スタンドでライドし、そのターン中、そのユニットのドライブ-1。

 

アタック終了時にスペリオルライドを行う事で、疑似的に《V》スタンドを行う「究極次元ロボ グレートダイユーシャ」や「クロノドラゴン・ネクステージ」のような効果ですね。

 

指定領域がドロップゾーンのみなので予め落としておく必要はありますが、山札の残弾を気にする必要や手札に抱えておく必要がない点は良いですね。

「藤花の忍鬼 タケヒメ」等の効果でサーチし、この効果のコストや、守護者のコストとして一度ドロップへ送ってしまえば、以降は安心して扱えます。

 

スペリオルライドなので、きちんとギフトを得られる点も良いですね。

この効果を使用する際にコストとして手札を2枚消費しますが、アクセルⅡを置けば、ドライブと併せて損失をすべてカバーできます。

増えたサークルは再ライドから効果①のスペリオルコールで埋められますし、無駄がありませんね。

 

ネクステージとは違い、先行3ターン目から使っていける点が偉いです。

 

欠点はスペリオルライドなので、トリガー効果やその他パンプを引き継がない事です。

このユニット自身もパンプを持ちませんし、何某かでパワーは補填したいのですが、補填したパワーを引き継いでのアタックができない点は残念ですね。

折角2回アタックができると言うのに、《V》のパワーが貧弱なので圧が弱い点が惜しい限りです。

こうもパワーが低いと、ただでさえアクセルが苦手とするマジェ相手には、速攻白旗を振るのが最適解になってしまうかも知れません。

 

■総括

恐らく超越を意識したであろう《V》スタンド効果を引っ提げて帰ってきた、むらくもの顔です。

 

一切のパンプを持たず、呼び出した《R》も自身のアタックも貧弱ですが、毎ターン2枚分の《R》を埋められるスペリオルコール効果、アクセルサークルを追加取得しつつ《V》アタックを増やせる疑似スタンド効果、どちらも優秀なのでデッキの主役としてはまずまずですね。

 


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評価:4/5

■廉価版ヤスイエ

[起]【《V》】ターン1回:【コスト】[CB①]

あなたのユニットを1枚選び、山札かドロップゾーンからそのユニットと同名のカードを1枚まで探し、《R》にコールする。

 

「看破の忍鬼 ヤスイエ」同様、対象と同名のカードを山札かドロップゾーンからコールする効果ですね。

 

ただし、こちらはSBが無くなった代わりに、呼べる枚数が1枚に減っています。

「看破の忍鬼 ヤスイエ」と全く同じスキルで良かったのに、何故劣化した?

まぁ、このスキルは理想的な動きをした時には出番はありませんし、然程問題ではないかな。

起動効果なので「看破の忍鬼 ヤスイエ」からスペリオルライドするとそもそも使い時がないんですよね。

 

他との兼ね合いを考えるのであれば、ここに「看破の忍鬼 ヤスイエ」の廉価版効果を入れるのはかなり重いデバフです。

ここがパンプ効果だったならと思わずにいられません。

 

この効果であれば、せめて自動効果にして登場時に発動する形にして欲しかったです。

自動効果であればスペリオルライド時にも発動しますし、追加で得たアクセルサークルにコールしたユニット置けてアタック回数がさらに増えて使い勝手が良かったのに、残念です。

 

■《R》自己パンプ&1:1交換除去

[自]【《R》】:アタックした時、そのバトル中、このユニットのパワー+10000。そのバトル終了時、このユニットを退却させ、相手のリアガードを1枚選び、相手はそのユニットを自分の山札の下に置く。

 

何故【《V》/《R》】効果にしない!

ブースターがレストしてしまった2回目の《V》アタック時にこそ、自己パンプは必要なのに。

ヤスイエは兎も角、ヤスイエ・テンマがこれでは…。

 

とりあえず、《R》で単騎22000になれる点は偉いです。

アクセルでパワー+10000できる自己パンプ効果持ちは、それだけで一定の評価ができます。

特別な条件やコストも無く、殴るだけで18000ラインを越え、22000ラインに到達するのは悪くありません。

 

その後の1:1交換も、このユニットが殴った後に行う1:1交換なので然程悪くはありませんね。

ただの除去ではなく、デッキボトムへのバウンスなので、相手によってはドロップゾーンへ送るよりきつい事もあるでしょう。

自身をドロップゾーンへ送って、「看破の忍鬼 ヤスイエ」の効果へ備える為の効果にしては、そこそこの性能をしていると思います。

《V》では貧弱ですが、《R》としては優秀ですね。

 

ただ、スペリオルライド前提のこのユニットが持っていてもあまり嬉しくはない効果ですね。

飛び乗った先がバニラと言うのは、さすがに厳しいものがあります。

起動効果があるので《V》でも厳密にはバニラではありませんが、構造的にスペリオルライドでこのユニットに成るようにできているにも関わらずこの為体。

フォース相手にはただの手札交換にしかならないのは非常に残念です。

 

■総括

ヤスイエの飛び乗り先です。

 

ヤスイエからヤスイエ・テンマになる動きは良いのですが、一切のパンプを持たず、ドライブも減った状態から、パワー12000で殴る動きはさすがに宜しくありません。

ヤスイエ2種のみでは派手な動きで手札交換をするだけのユニットですね。

《V》できちんと打点を出す為には、「藤花の忍鬼 タケヒメ」の介助が必要そうです。

 

スペリオルライドの指定先なので「ヤスイエ」は当然として、何気に《R》効果が優秀なので、《R》用G3として「ヤスイエ」以外にも採用が検討できるかも知れません。

 

 

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評価:4/5

■《V》登場時「ヤスイエ」サーチ

[自]【《V》】:登場時、あなたの山札を上から7枚見て、「ヤスイエ」を含むカードを1枚まで探し、手札に加える。

 

ライド時に発動するノーコストサーチです。

確認できる枚数が7枚と比較的多く、サーチ対象の「ヤスイエ」がデッキに最大8枚搭載できるので、成功率はまずまずですね。

 

優秀ですが、G1ユニットの【《V》】限定効果なので、そもそも使用できない事も多そうです。

 

■「ヤスイエ」反応スペリオルコール

[自]【《R》】ターン1回:「ヤスイエ」を含むあなたのヴァンガードが登場した時、【コスト】[CB①]

あなたのユニットを1枚選び、あなたのドロップゾーンから選ばれたユニットと同名のカードを1枚まで《R》にコールする。

 

「ヤスイエ」が登場するとドロップゾーンからスペリオルコールする効果ですね。

スペリオルライドで増えたアクセルサークルをバトルフェイズ中に埋めるも良し、《V》裏を張り替えて「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」の打点を補っても良しと、非常に便利ですね。

 

《V》裏を張り替えないのであれば、《R》に「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」を増やす動きが要求値が高く、同時に除去も行えてお得です。

「伏魔忍鬼 ヤスイエ・テンマ」の【《R》】効果での自己退却は、これとの組み合わせを意図したもののようですね。

 

■総括

G1ライド時のノーコストアドバンテージ確保効果と、《R》でのスペリオルコールを兼ね備えた専用サポートです。

 

どちらの効果も非常に優秀ですね。

他の軸でお声がかかる事はなさそうですが、「ヤスイエ」軸で組むのであれば複数枚必須です。