イドゥンの林檎

イドゥンの林檎

主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局「七海覇王 ナイトミスト」他評価


Amazon/駿河屋


今回の情報局公開カードはBT09「蝶魔月影」収録「七海覇王 ナイトミスト」「七海剣豪 スラッシュ・シェイド」「七海暴掠 ナイトスピネル」「七海呪術師 レイスチューター」「七海操舵手 ナイトクロウ」「七海見習い ナイトランナー」です。

 

ザクロス公開までの露骨な時間稼ぎですが、この量のカードを一挙に公開して貰えるのであれば、引き延ばしも歓迎できますね。

 

f:id:harvestfiesta:20200527180146j:plain

f:id:harvestfiesta:20200527180122j:plain

■七海のメインギミック

今回のグランの新特性によって自陣サークルに配置されるマーカーです。

共通効果としてヒット時にマーカーを置く効果を「七海」全員が持つそうです。

ヴァンガードのテーマと言えば、今までは名称縛りがあるだけでしたが、漸くテーマの共通効果と言うものを得るに至ったようです。

 

■共通効果

【《V》/《R》】アタックがヒットした時、財宝マーカーのないあなたの、《V》か《R》を1つ選び、財宝マーカーを置く。

 

ヒット時と言うのが少々残念ですが、対象指定がなくリアガードへのヒットでも構わないので、序盤から積極的に展開・アタックし、財宝マーカーを溜めていきたいですね。

 

理想は6枚溜める事ですが、「七海覇王 ナイトミスト」を鑑みるに3枚溜めれば良いようなので、然程難しくはなさそうです。

 

 

f:id:harvestfiesta:20200527180225j:plain

評価:4/5

■マーカー参照効果

【永】【《V》】: あなたの財宝マーカーの数により以下をすべて得る。

・1以上‐「七海」を含むあなたのリアガードすべては後列からアタックとインターセプト出来る。

・3以上‐あなたのターン中、「七海」を含むあなたのユニットすべてのパワー+5000。

・6以上‐このユニットは『【自】【《V》】:アタックしたバトル終了時、「七海」を含むあなたのリアガードをすべて【スタンド】する。』を得る。

 

~1以上の効果~ 

 

むらくもに中央後列に居れば後列からアタックができる「セントラル・アレスター」と言うユニットがいましたが、その「セントラル・アレスター」も真っ青どころか、アクセルクランが涎を垂らして欲しがりそうな効果ですね。

 

このままではパワー不足は否めませんが、マーカー1つで最大6回攻撃とは恐れ入ります。プロテクトクランでこんなに連続アタックができるのですから、同時収録のペイルムーン・むらくもはこれを凌駕する連撃をしてくれるんですよね?

 

そのパワー不足もマーカー3つ集めれば改善されフォースを殴れますし、G1、G2も十分にアタッカーになれる作りになっているのが良いですね。

 

また後列からインターセプトも、地味ながら優秀ですね。

飛天の聖騎士 アルトマイル」のようにシールド値が増えるわけではないので然程固くはありませんが、後列にG2ユニットを展開してもインターセプトが無駄にならない点は偉いです。

 

欲を言えばインターセプトを付与する効果も欲しかったのですが、この状態でも攻守共に十分貢献しているので高望みですね。

 

~3以上の効果~

 

「七海」名称持ちすべてのパワー+5000。

パンプ値は然程高くありませんが、G1ユニットがパワー13000に届きフォースを殴れるようになると言うだけで偉いです。

 

1以上の効果と噛み合っていますし、ダメージトリガーを踏んでしまった場合もブースト要員として活用すれば前後のパンプ込でダメージトリガーをケアできる数値になるの点が良いですね。

 

状況に応じて臨機応変に活用できるので見た目以上に便利そうです。

 

~6以上の効果~

 

6回ヒットすればゲームは終っているはずなので余り目にする機会は無さそうですが、リアガードを殴る事もあるので完全にロマン砲と言うわけではありませんね。

一番ありそうなのは、治トリガーを踏んでゲームが伸びた場合でしょうか。

 

条件が厳しいだけあって、効果も豪快ですね。

リアガード全てをスタンドできるので、自身を含めて11回攻撃が可能です。

これは楽しい。

アクセルクランの楽しさを持ったプロテクトクランとか夢のようなクランですね。

 

グランブルーは蘇生効果によって盤面を整えるのも得意ですし、実に魅力的なユニットです。

 

■総括

「七海」のボス、ナイトミストです。

 

プロテクトクランながらアクセルクランを凌駕する程のアタック回数を発揮できる非常に魅力的なカードです。

「七海」はRRR以下だけでデッキが組めるそうなので、握っておきたくなりますね。

 

ただ面白いカードなのですが、折角のリメイクなのに蘇生効果を失い、昔の雰囲気が微塵も残っていない点は気になります。

ヴァンガードのリメイクは名前とイラストだけ持ってきて効果は別物と言うのも散見されるので、これもその一枚ですね。

優秀な効果ですが、その点は残念です。

 

また、名称縛りの都合上「ナイトローゼ」とは恐らく噛み合わないでしょうね。

同時に使いたかったのですが、大人しく別軸で組むしかなさそうです。

 

 

f:id:harvestfiesta:20200527180239j:plain

評価:3/5

■マーカーが有れば自己パンプ

【永】【《R》】:あなたのターン中、このユニットのサークルにマーカーがあるなら、このユニットのパワー+15000。

 

マーカーを敷けば単騎24000になれる効果ですね。

一応、プロテクトⅡを意識してか、財宝マーカー固定でない点は評価できますね。

安易な条件の割にはパンプ値も大きく、使い易い効果だと思います。

 

「七海」軸は勿論の事、プロテクトⅡをメインで使用するのであれば、他の軸でも活躍が見込めますね。

 

■総括

「七海」のアタッカーです。

 

単騎でのアタックが多いであろう「七海」で、パワー+15000の自己パンプはなかなか便利ですね。

一応、プロテクトⅡでも起動できますし、「七海」軸を含め採用を検討できるシンプルながら優秀なユニットだと思います。

 

 

f:id:harvestfiesta:20200527180251j:plain

評価:4/5

■蘇生効果

[自]【《V》/《R》】:登場時、【コスト】[CB①、山札を2枚ドロップゾーンに置く]

あなたのドロップゾーンから「七海暴掠 ナイトスピネル」以外の「七海」を含むカードを1枚まで《R》にコールする。

 

登場時にドロップを肥やしながら蘇生する効果ですね。

名称指定・同名禁止こそついていますが列指定やグレード制限も無く、CB①相応の効果で良いと思います。

発動条件が純粋な登場時なので、何某かの効果でドロップゾーンから登場した際にも効果を使用できる点も良いですね。

 

必要最低限の制限のみで使い易く良い効果だと思います。

「七海覇王 ナイトミスト」「七海剣豪 スラッシュ・シェイド」がアドバンテージを稼がない効果だったので、尚更優秀に見えます。

 

■総括

「七海」限定の蘇生札。

 

名称指定の都合上、「七海」以外では役に立ちませんが「七海」では軽いコストで蘇生を行える便利なユニットとして重宝しますね。

コストが軽めなだけでなく制限も緩く、ドロップゾーンからの登場時にも効果が使える点が良いです。

 

ただ現状見えている「七海」にはこのユニットを蘇生できるカードが無い点がネックですね。

 


f:id:harvestfiesta:20200527180021j:plain

 評価:2/5

■マーカーが有れば『インターセプト』を得る

【永】【《R》】:このユニットのサークルにマーカーがあるなら、このユニットは『インターセプト』を得る。

 

「七海剣豪 スラッシュ・シェイド」と類似した効果ですね。

あちら同様非常にシンプルです。

 

「七海覇王 ナイトミスト」の効果で後列からもインターセプトを行えるようになるので、アタッカーやブースト要員として働きつつ、必要に応じて10000ガード札となれる点は、そこそこ評価できます。

動きとしては噛み合っていると言えますね。

 

また、財宝マーカーに限らずマーカーであればなんでも良いので、プロテクトⅡによるパンプでも効果を発揮できる点は面白いですね。

財宝マーカーよりも動きとしては噛み合っています。

 

しかし、出来る事はそれだけで、特にアドバンテージを稼ぐわけでもなく、焼きやバインドに対抗する術を持っているわけでもないので、相手によっては全く当てにできない効果ですね。

対象耐性ぐらいは付けてくれても良かったと思います。

 

■総括

「七海」のガード札なのでしょうが…C枠故か少々、雑な作りに見えます。

 

一応、動きとしては噛み合っているので「七海」に採用できなくはないと思います。

またプロテクトⅡでも効果を発揮できるので、これを前列に置いてプロテクトⅡをわざわざ張るような事があれば、他の軸でも使えますね。

 

流石に無いか。

 

 f:id:harvestfiesta:20200527180034j:plain

評価:3/5

■自己蘇生

【起】【ドロップゾーン】:「七海」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[SB①、「七海操舵手 ナイトクロウ」以外のリアガードを1枚を退却させる]

このカードを《R》にコールする。

 

場のリアガードとドロップのこのカードを入れ替えるタイプの自己蘇生効果ですね。

蘇生してくるカードが共通効果と自己蘇生のみの「七海操舵手 ナイトクロウ」なので、使い勝手はいまいちですが、退却させるユニットに指定は無いのでトリガーや非名称のユニットとドロップのこのカードを入れ替える事で、「七海覇王 ナイトミスト」の効果の恩恵を受けられるユニットを増やす事ができますね。

 

アドバンテージを稼げないタイプの蘇生効果ですが、適当なトリガーユニットが13000アタッカーに代わるのであれば、まぁSB①の価値はあるでしょう。

 

■総括

名称持ちの自己蘇生ユニットです。

 

「七海覇王 ナイトミスト」がいない状況で蘇生してもほぼ仕事がありませんが、「七海覇王 ナイトミスト」の為に名称持ちを増やし場を整えると言う意味ではなかなか優秀ですね。

Rにしては少々地味かなとも思いますが、まぁこんなものでしょう。

 

 

f:id:harvestfiesta:20200527180059j:plain

評価:2/5 

■サルベージ 

[起]【《R》】:【コスト】[このユニットをバインドし、山札から2枚ドロップゾーンに置く]

あなたのドロップゾーンから、「七海見習い ナイトランナー」以外の「七海」を含むカード1枚を手札に戻す。

 

元先駆持ちですね。

今回は自身が消えて、ドロップからサルベージを行えるようになりました。

 

「七海」に限定されているので有力候補が殆ど無く、概ね「七海暴掠 ナイトスピネル」を回収する事になると思います。

コストのドロップ肥やしもグランブルーにとってはメリットとなりえますし、効果はなかなか優秀ですね。

 

しかし、元はFVだったのですが、これは「七海」のFV担当と言う認識で良いのでしょうか?

【《R》】効果なのでFVとして採用してもそのままでは使い道がありませんし、G0なので普通にデッキに入れるには抵抗があります。

 

一体どうしろと言うのでしょう。

何故自己バインドなんぞしだしたし、このユニットこそドロップゾーンから起動する効果にして欲しかったです。

 

■総括

元先駆持ちのFVです。

 

グレード変更がないままリメイク元を若干踏襲した効果を持たされてしまい、使うに使えない微妙な存在へとなり果てています。

ドロップ回収を用いて数に乏しい「七海」を水増ししてくれるので効果自体はそれなりです。

一考の価値はあると思いますが、G0と言う点が足を引っ張ります。