仮面ライダーゼロワン 第19話「カノジョは家売るヒューマギア」感想
ストーリー
・新屋敷くん
住宅販売を始めた動機を聞くと良い人にも見えますが、矢鱈態度が悪い人ですね。
非常に胡散臭いので、少なくとも私はこの人の発言を信用できませんし、こういう方から何かを勧められても購入しようとは思いません。
このキャラクター性で販売実績No.1と言う事は相当に優秀なキャラですね。
実にやられ役に相応しい、良いキャラだと思います。
こういった言動、立ち位置を福添副社長に期待していたのですが、彼は継続的な出番がなく、嫌味な言動の身内キャラとしての強みが活かせていません。残念です。
しかし、妨害がしたいのであればレイダーに変身して妨害した方がまだ誤魔化しが効くと思うのですが、何故釘を刺された結果、顔を出して人が見ている前で堂々と妨害行為を行ったんでしょう?フェアとは?
煽り方もブーメラン発言の連発ですし、1000%社長に煽られたからでは説明のつかない奇行に見えます。
それに加え、飛電の持ち物であろうヒューマギアを水没させるって…。
仮にも相手は大企業ですし、弁護団ぞろぞろ引き連れて訴訟起こされますよ?
それにしても、前回のレイダーは暴走して制御できない状態になっている様子だったのに、今回のホエールレイダーは完全に制御され新屋敷くんの意思で変身と戦闘、変身解除を行っているように見えます。
前回と何が違うのでしょうか?
・そう言えばZAIAスペックの話だった
冒頭でアピールしていますが、そもそもどういう機能で人間をサポートする機械なのかが不明瞭で、描写の回数も少なく、当人達も機械の補助などないかの如く人間vsヒューマギアの戦いとして扱っている為非常に影が薄いです。
ZAIA側ですらその存在にほとんど触れる事がなく、本編中でもお仕事勝負に挑む人間の技術を褒めるばかりなのでZAIAスペックの有無で結果は変わらないのではないかと思ってしまいます。
一度、あの眼鏡を外したらどれほどポンコツになるのか、その落差を表現し、強調して貰わないとあの眼鏡の存在意義を見出せません。
・イズ
やはり感情を獲得しているように見えます。
それも人間の悪い面ばかりを取得していますね。
相手の発言が悪かったとは言え、1000%社長に対するイズのリアクションには悪意しか感じません。
悪い意味で人間らしい反応です。
・負のシンギュラリティ
イズはいつ暴走するのだろうか。
飛電では以前掴めていない暴走の原因をZAIA側は既に特定しているんですね。
それで?今回フェアがどうのと言いつつ悪意は感染するとも言ってますが、結局何がしたいの?
1000%社長はドヤ顔でシナリオ通りと言うだけの人なので、何を目的としているのかいまいちわかりません。
アクション
・サウザー
今回のライト強めの変身シーンはカッコ良かったです!
社長イケメンだし、服装も白のコートに白手袋と中二病全開なので非常に映えますね!
ただ、アクションの方はいまいちです。
ライダー恒例の水辺でバチャバチャやる回でしたが、それを活かした何かがあるわけでもなく見所のないまま終わりましたね。
・シャーク
久々に出てきたと思ったら何の活躍もなく、サウザーにスポイルされる為だけに出てきたようですね。
終始マギアに纏わりついて正気に戻れと訴えかけるだけ。
サウザーが居ない状況であればまだ納得も出来るのですが、サウザーが出てきた後もサウザーの迎撃は程々に纏わりつく事に終始していて、コイツの中での優先順位どうなってるんだと思いました。
明確に敵対した相手を目の前にしてやることじゃないです。
・スプラッシングホエールレイダー
前回の牛も良かったけれど、今回もかなり良いですね。
特徴的なクジラの髭を騎士甲冑に見立てたデザイン、尻尾を模した武器、鰭を連想させるマント、どれをとっても秀逸ですね。
このままライダーにできそうなデザインです。
ただアクションシーンが少なくボリューム不足なので次週の出番に期待します。