イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局「終末の切り札 レヴォン」「蒼波水将 ガレアス」「戦場の歌姫 ネリッサ」評価


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今日のカードはEB12「Team 竜牙独尊」収録「終末の切り札 レヴォン」「蒼波水将 ガレアス」「戦場の歌姫 ネリッサ」です。

 構図のせいかレヴォンは昔の方がカッコよく感じます。

 

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評価:4/5

■相手[V]のパワーダウン

自身の[R]1体をレストする事で、相手[V]のパワーを-5000する。

 

シンプルで強力な効果ですね。
コストと効果の軽くなったデリートです。
メガコロニーやむらくもでもやっていましたが、あちらには決まった名称がついていた覚えはありません。公式からの思い入れの差でしょう。

相手[V]のパワーを下げる事で、疑似的に前列全てのパワーラインを1段引き上げる事ができる点が優秀です。
特にアクアフォースはG2ユニットが効果でスタンドする事も多く、G2単騎のアタックで相手[V]に届くようになる所が良いですね。

さすがにこれ単体でダメージトリガーのケアまではできる数値ではありませんが、レストコストのみでこれならば及第点でしょう。

 

欠点はそのレストコストです。
素直にCBやSBの方が扱い易い効果でしたね。

普通に使うとなると、1ライン分の要求値を落とすか上書きコールを使って事実上手札1枚をコストとして計上するかしかありません。

《戦場の歌姫 ネリッサ》のようなレストコストをSB・CBに変換してくれるサポートがどの程度出るかにもよりますが、盤面をアタックに関与しないユニットで埋める必要がある所はネックですね。

 

■粗製乱造ドライブ追加

アタック時、自身の[R]が5枚以上レストしているなら、パワー+15000、ドライブ+1
ソウルにG3があるなら、さらに☆+1

 

最近そこかしこで見られるパワー+15000、ドライブ+1シリーズです。
猫も杓子もドライブ追加している様は、旧版であらゆるクランが[V]スタンドしている頃を思い出します。
或いはG期の末期でしょうか?
優秀な効果ですが[R]での波状攻撃が売りのアクアフォースに渡す効果とは思えませんね。

まぁこのユニットの場合、リメイク元を踏襲してこうなってしまった可能性が高いので乱造ではないのかも知れませんが、何故、旧版でも殆ど使われる事の無かったこのカードをリメイク元に選んだのか。これが解らない。

 

指定が[R]5体以上がレストしている事のみで、他に一切コストを必要とせずパワーとドライブが増やせる点は優秀ですね。
手札コストも無しドライブが増えるので単純に1枚分のアドバンテージを得られますし、増えたドライブでトリガーを引く確率も増します。
アタック順を気にせずとも良いのであれば、5体レスト状態で用意するのも然程難しくはないでしょう。

なるかみ等に場を掃除されて5体も置けないとなれば、その時はどうせ死ぬので気にする事もありません。

 

問題は折角ドライブチェックが増えても、[R]が5体もレストしていてはそれを活かせるユニットが少ない点です。
同時に紹介している《蒼波水将 ガレアス》がスタンドするのでそこに振ってねと言う事なのでしょうが、前トリガーとの相性を一切考慮していないのは如何なものかと。
これならば、前トリガーなんぞよりも醒トリガーの方が嬉しいです。

 

また[R]5体を維持するのも相応に苦しいのですが、そこをケアするような何かが来る気がしません。

 

■総括

雑にドライブ追加を引っ提げて戻って来た今回のアクアフォースの看板です。

 

旧版で殆ど誰にも使われなかったカードの謎の復活をこれまで何度も見ていましたが、いい加減選出基準を見直した方が良いと思います。

 

効果の方はプチデリートと、最近流行りのドライブ追加です。
ドライブ追加は手札コストもなく強力ですが、盤面に5体維持を要求してくる為使い難い印象ですね。

悪くはないと思いますが、明確に「メイルストローム」より強いとは言い難いユニットです。


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評価:4/5

■レスト反応自己パンプ

自身のターン中、レストしている[R]4体以上なら、パワー+5000

 

[R]のみ指定で4体レスト要求は中々に重いコストですが、CB・SBの消費もなく[R]が漫然と殴るだけで自己パンプを行える点は良いですね。

パンプ値もパワー+5000とアクアフォースにしては高く優秀です。
条件は相応に厳しいですが、単騎でフォース[V]に届く要求値を出せる所が偉いですね。ブースト込ならパワー22000まで上がります。
残念ながら23000ラインを越えられない為、フォースのダメージトリガーはケアできませんが、《終末の切り札 レヴォン》前提であればそれすらも超えられます。

 

■自己スタンド

G3の自身の[V]がアタックした時、相手の[V]のパワーが変動しているならCB①支払う事でこのユニットをスタンドする。

 

ほぼほぼ《終末の切り札 レヴォン》専用の自己スタンド効果です。
VRがCBを消費しない為、CBをここに費やしても惜しくありません。

《終末の切り札 レヴォン》でパワーを下げていれば、効果①の自己パンプと併せて都合10000要求で殴れる所が良いですね。
トリプルドライブで引いたトリガーをこのユニットに振っていればダメージトリガーにも対応できます。

 

一応、相手[V]のパワーが元々のパワーと異なれば良いのでダメージトリガーにも反応しますが、その状況で立って何するんだと言う話なので《終末の切り札 レヴォン》以外を[V]にしてダメージトリガーでのスタンド狙いなどと言う奇矯な動きをする人はほぼ居ないでしょう。

 

■総括

《終末の切り札 レヴォン》専用サポートです。

 

《終末の切り札 レヴォン》のアタックに反応して自己スタンドを行い、パンプ及びトリガーを載せて追撃を行うポジションですね。

条件の大部分が《終末の切り札 レヴォン》と被っており扱い易い効果なので、《終末の切り札 レヴォン》を使うであれば概ね採用されるでしょう。


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評価:4/5

■レスト反応自己パンプ&スタンド

他のカードの効果でレストされた時、SB①支払う事でこのユニットをスタンドし、パワー+10000

 

ほぼ《終末の切り札 レヴォン》専用の自己スタンド効果です。
こちらはレストコストをソウルコストへ変換し、レストする事でパワーラインが低下するデメリットを打ち消し、逆に引き上げる事ができます。

《終末の切り札 レヴォン》にとっては重要な効果なので、類似効果が複数あると良いですね。

 

■自己ソウルイン&1ドロー

ターン終了時、レストしている自身の[R]が4枚以上なら、このユニットをソウルに置く事で1枚ドロー。

 

役目が終わったら場から消える効果です。
ソウルを増やしつつ1ドローできるので、悪くはありませんね。

少なくとも、無為にバインドや退却させられるぐらいならば、ソウルを補充しつつ手札も増やせるこの効果で消えてしまった方が得です。

ただこのユニットは可能であれば場に維持したいタイプのユニットなので、無理にこの効果を使う必要はありませんね。

 

■総括

《終末の切り札 レヴォン》専用コスト変換装置です。

 

《終末の切り札 レヴォン》のパワーダウン効果をレスト効果からSBに変換する事によって、パワーラインの低下を防いでくれる重要なサポーターです。

このユニットの有無によって《終末の切り札 レヴォン》の使い易さが変わってきますね。非常に重要なユニットなので《終末の切り札 レヴォン》でデッキを組むのであれば必須だと思います。