騎士竜戦隊リュウソウジャ― 第33話「新たなる刺客」感想
ストーリー
・日常描写
バンバさんが弟のトワ相手にガチ卓球していたり、アスナが謎の中国人のスタンドを披露したり、お父さんが群馬の焼き飯とか言い出したりと、色々とカオスでシリアスとの落差が良いですね。
絶対この後重くなるんだろうなと思ったら案の定です。
ナダを含めて、何事も起きなければこんな風に過ごしていたんだろうなと想像させる日常演出は、今回のお話を引き立てる良い要素だと思います。
ただ、これはもっと早くに入れておくべきだったのではないかとも思っています。
積み重ねが足りず、駆け足な感じだったのが残念です。
・ナダ
良いキャラだったのに、これで退場はあんまりです。
もっとナダを含めた日常描写が見たかったですし、7人揃った名乗りが見たかったです。途中退場するのは仕方ないにしても、ガイソーグのくだりをもっと早くに解決して、暫く7人で戦う展開があってからの退場の方が、より喪失感が増したと思います。
漸く馴染んできたのに、退場が早すぎました。
ただ、リュウソウルを託して、それが最強装備になる流れは実に王道で燃えますね。
登場が遅すぎたのと共闘が無かったのでフラグの積み重ねには不足を感じますが、実にエモいです。
リュウソウジャーとしてやっと名乗りが出来て喜んでいた所とか、仲間を助ける為に6人分の力を吸収した幹部に1人で立ち向かい不屈の騎士を名乗る所とか、最後までエモさの塊で、本当に失うには惜しいキャラです。実に勿体無い。
アクション
・マックスリュウソウレッド
鎧の意匠がガイソーグの鎧を彷彿とさせるところが、もうね。もうね。
レッドになれずに出奔して、力を求めてガイソーグに取り憑かれたナダが、レッドとソウルを一つにして戦うと考えれば感慨深いものもありますが、ゼロノスみたいな悲しい強化フォームはホント辞めて下さいよ。
なんて素直に喜べない強化フォームなんだ。
デザインは非常にカッコいいですね。元々リュウソウジャーのスーツやマスクはカッコいいデザインでしたし、ガイソーグはより甲冑らしい装いなので、それぞれの良い所取りのデザインですね。
騎士モチーフで武器が爪になるのは意外でしたが、コウの荒々しい戦い方には剣よりも合っているように感じました。
今まで通り蹴りを織り交ぜたり、爪を使って頭上に潜み不意打をしけたり、二つのソウルを同時に使ったりと多彩な動きをしていて見ていて飽きない所が良いですね。
必殺技でガイソーグのオーラが出てきた所もエモくて良いです。