イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

週刊ヴァンガ情報局「妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ」「妖魔忍竜 クロギリ」「忍妖 タタリブエ」評価


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今回の情報局公開カードはBT07「神羅創星」収録「妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ」「妖魔忍竜 クロギリ」「忍妖 タタリブエ」です。
ユニットの設定は何も伝わってこない、中二病満載のセリフと必殺技名を叫ぶ。
非常にヴァンガードVRらしい、虚無と羞恥のフレーバーですね。

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評価:4/5

■自己パンプ&バウンス&ハンデス

書いてある事は強いですね。
コストがトークンを含むG0のユニットなので、いざとなればトリガーをコストにする事も出来る柔軟性の高さは悪くありません。

 

ただ折角の新特性を、看板のVRユニットがただのコストとしてしか見ていないと言うのは、ガッカリですね。
これだったら別にトークンなんぞ必要なかったと思います。

 

トークンの扱いに不満はありますが、効果は悪くありません。
まずパンプ値がパワー+20000と破格ですね。
フォースクランですら容易に持たされることのない高いパンプ値は単純に魅力です。
[V]効果なので残念ながら《修羅忍竜 クジキリコンゴウ》との併用はできませんし、効果にバウンスを含む都合上《忍竜 ボイドマスター》のインセプ封じとも噛み合いません。せめて《忍竜 トガジュウジ》とはセットで運用したいところですね。

 

また全ての[R]を任意にバウンスできる効果もかなり優秀です。
基本的には敵軍の[R]を戻す事になると思いますが、自身の《忍竜 マガツゲイル》や《月下の忍鬼 サクラフブキ》をバウンスし、登場時効果を使い回す事も出来ますね。
さらに相手がG3以上ならハンデスも行えるので、相手のユニットを手札に返すデメリットが少なくて済みます。

 

ただ、バウンスからの一連の流れは「銀の茨」のような場に[R]が残り難い相手とは非常に相性が悪い点が気に掛かりますね。
現状「銀の茨」は流行っているので相応に数が多いですし、今後は旧バウンス戦術の大家バミューダ△がリメイクユニットを引っ提げて帰って来るので、そう言う意味では風向きの悪い効果かも知れません。

 

■総括

トークン2体をコストに自己パンプ、バウンス、ハンデスを行うぬばたまハッピーセットです。

 

書いてある事は強力なのでぬばたまの新たな軸として十分に活躍が見込めるユニットではありますが、今の所適当な相方がいない所がネックですね。
トークン生成する為だけに《妖魔怪僧 ガミギョーブ》を入れてデッキを組む事になるようでは、ちょっとデッキとして弱いと思います。
ソウルコストの工面も難しいですし、別ルートが欲しい所です。


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評価:2/5

トークン生成

SB②を支払い、このユニットを手札に戻す事でトークンを2対場に出す効果ですか。

 

トークンによって盤面が埋まってしまうので、自己バウンスでスムーズに場を空けられる点は偉いですね。
このユニット1枚で《妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ》のコストが賄えますし、悪くはないと思います。
しかし、このユニットもソウル1枚をトークン1枚へ変換する効果ですね。
ぬばたまはソウル供給能力が低い割にソウルコストを要求するユニットが多いので、SB②のユニットと言うのはあまり歓迎できません。
撃ち別けができないところもネックです。
ターン制限も無いのだから、SB①でトークンを1体生成する効果の方が使い勝手が良かったと思います。

 

■総括

G1のトークン生成ユニットです。

 

これが居れば《妖魔怪僧 ガミギョーブ》は要らないかなと言う気がしますが、コストがSB②とやや重く、少々取り回しが悪い点がネックですね。
効果の都合上、《妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ》を使うのであれば採用される事も多いでしょう。どうせならCBコストの方が良かったです。

 

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評価:3/5

■後攻時不確定1アドバンテージ

最近偶に配られている[V]ヒット時ノーコスト1ドローを搭載したユニットですね。
[V]効果なので然程当てにはなりませんが、後攻の不利を軽減してくれる優秀な効果なので、これがあるだけで一定の評価が出来ます。

 

とは言え、後攻時にこのユニットにライドできなくては意味がありませんし、こちらはおまけみたいなものですね。

 

■G0反応自己パンプ

今回のトークンに反応してパワー+5000される効果ですね。
アタックもブーストも出来ないトークンを抱え込む必要がある関係上、他のユニットがある程度単騎で動ける数値を持つ必要がある為、噛み合った効果ではありますね。
パンプ値も高い方ではあります。
G1ユニットが単騎13000になれるのであれば、最低限の働きはできます。

 

ただそこまでしてトークンを使うのか?と言う問題と、《妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ》の効果を使うと場のトークンは消えてしまうので相性が悪いのではないかなと言う点が気に掛かります。

 

■総括

後攻時に1アドバンテージを生み出す効果とトークンに反応する自己パンプを兼ね備えたG1ユニットです。

 

それなりに優秀なので恐らく採用すると思うのですが、《妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ》の効果を使うとトークンは消えてしまいパンプも消え、効果を使わなければ《妖魔忍竜・ 暁 ハンゾウ》がバニラになり、効果使用後に再度トークンを出すと折角空けた[R]をまたトークンで塞いでしまい1列分のパワーラインが下がると、全体で見るとどうにもチグハグに見えます。