イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

騎士竜戦隊リュウソウジャ― 第4話「竜虎!!最速バトル」感想

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harvestfiesta.hatenablog.com

 

ストーリー

今回も前回ほどではありませんが、いまいちな出来ですね。

今回気になった点は主に3つです。

 

・まず、前回マイナソーの宿主となったういを殺す・殺さないで揉めていたトワと決着をつける必要があると言う所は解るのですが、その方法がギャグに寄った落ち葉での切り絵やドルン兵を倒した数を競うと言うのは、ちょっとついていけません。

先週あった確執のようなものが既に解消されており、いつの間にか仲良くじゃれ合うような関係になっているのは何なのでしょうか?

碌な描写もなく一瞬でデレるとか、ゲイツくん並みにチョロいよ、緑。

 

そうやってコウが遊んでいる間にマイナソーが出現しましたが、今回の戦隊にはゴーシュのように一度やられた怪人を巨大化させるギミックが無い状態なので、スーツでのアクションにそろそろ飽きてきました。

毎回毎回、タンクジョーが出て来て負けてマイナソーを取り逃がしていたのでは、リュウソウジャーがただ弱く、強敵に対して何の対策も講じない・考えようともしない無能であるようにしか見えません。

 

ルパパトでは金庫のお宝を回収すると言う目的・ギミックがあった為、スーツ戦が必要でしたし戦闘自体に負けても、金庫の中身さえ回収してしまえば怪盗の勝ちと言える状況でしたが、マイナソーを打倒するという目標しかないであろうリュウソウジャーがスーツ戦で敵幹部に出し抜かれあしらわれ続けるのは、ただただ株が下がり続けるだけだと思います。

 

次回はそのタンクジョーとの対決回と言う事なので、そろそろタンクジョー一人に負け続ける状態、マイナソーを倒せない状態を脱して欲しいものです。

 

5話とかなり早い段階で因縁の対決とか言い出すあたり、やはりタンクジョー様は1クール程度で退場しそうですね。

 

・また視聴者に向けてキングクリムゾンを用いたスタンド攻撃を行い、マイナソーの宿主を探す過程の一切を消し飛ばして混乱に陥れている点も気に掛かります。

 

場面が急に飛んだので、思わず録画の失敗を疑う程に不自然な場面転換でした。

せめてAパート終わりに皆で宿主を探すぞと捜索を開始する場面を差し込むなどして、探した事実だけでも作ってくれないと意味が分かりません。

 

ここのスタッフはこの手の小さな積み重ねを蔑ろにして、いきなり話を持ってくるので展開が唐突なものに感じる場面が多々あります。

もう少し流れに気を使って、お話を作るよう心掛けてほしいものです。

 

・三つめは神殿の強度です。

リュウソウル・ティラミーゴには破壊できない強度を誇る岩盤、或いは山が、巨大化したクラーケンマイナソーの攻撃で破壊できると言うのはわけが分かりません。

 

催眠効果のある液体を連射する水鉄砲ですよ?

人型サイズの時には人間に一切傷を負わせることなく、昏睡状態へと陥らせる、厄介だが殺傷力の無い武器だったものですよ?

 

巨大化して威力が激増したとでも言うのでしょうか。

或いはリュウソウ族及び騎士竜が非常に貧弱である可能性や、あの世界の人類が私の常識に準拠した人類とは別種の進化を辿り、ありえない程の頑健さを持っている可能性もありますね。

 

非常にバカバカし展開です。

キシリュウオーが神殿まで来たのであれば、キシリュウオーがあの岩山を絶ち切れば済む話なのに、何故マイナソーの攻撃でなければ破壊できないかのような描写にしたのか理解に苦しみます。

 

あの描写を信じるのであれば、騎士竜よりも頼りになるので、今後はあの岩を武器・防具として扱えば良いと思います。

巨大戦でも岩を投げた方が強いですよ。

 

アクション

■タイガランス

トリケーン・アンキローゼに比べると大型で、前後の足もしっかりと自己主張したフォルムをしていますね。

合体の都合で芋虫の如き体型の二種とは大違いです。

 

トリケーン・アンキローゼは玩具としては悪くはありませんが、騎士竜形態の造詣はどうしても引っ掛かりを覚える微妙なものだったので、タイガランス・ミルニードルの二体は騎士竜形態でもある程度見栄えのする形をしていてより好感が持てます。

 

恐らく最初で最後の活躍なので、CGもかなり動いており、騎士竜形態でも十分に魅力的でした。

ティラミーゴでなくともきちんと戦えている描写が入った事はとても良いですね。

これで少なくとも緑は、必要な存在だと言えます。

 

■キシリュウオータイガランス

頭部・胸部のパーツのお陰で全体の色味が変わり、別の機体に見えるようになっている所が良いですね。

相変わらず頭部のリュウソウルは誰だお前って感じですが、頭部交換時のハイタッチは良かったと思います。

 

アクション時の脚部のブースターもはったりが効いていてカッコよく、あの脚部の追加パーツはブースターに見立てた物だと玩具で遊ぶ時の理解を齎してくれました。

 

これでより一層、トリケーン・アンキローゼの立つ瀬が無くなってしまいましたが、キシリュウオータイガランスはフォルムもアクションも見応えのあるものだったので今後にも期待が持てそうです。

 

はやくトリケーン・アンキローゼも活躍させてあげて下さい、見せ場が無いのです。

 

 

 


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