週刊ヴァンガ情報局「ウェッジムーブ・ドラゴン」「スチームハンター リピット」「時空竜 イディアライズ・ドラゴン」評価
Amazon/駿河屋/あみあみ
評価:5/5点
今回の情報局で「The Answer of Truth」収録のギアクロ3種が公開されました。
どれも悪くありませんね。
■ヒット時、手札バインド&1ドロー
ヒット時効果なので安定しませんが優秀な効果ですね。
後攻1ターン目から手札入替を狙え、尚且つコストの手札バインドも後への布石となる無駄のない効果です。
ヒットさせる事自体は難しくはないでしょうし、後攻であれば積極的にライドを狙いたいカードですね。
とは言え、V限定なので発動機会は非常に少なく、あまり当てにはできません。
先攻の場合は疑似超越のコストと割り切ってしまって良いでしょう。
せめてV/Rであればもう少し使い易かったのですが、そこだけが残念です。
■疑似超越サポート
手札から捨てる際にG3として扱われるので、疑似超越のコストをこれ1枚で賄える効果ですね。
G4を投入する関係上デッキ内のG3の枚数は減るでしょうし、G3を温存して手札を2枚消費するのもまた苦しいので、疑似超越のコストをこうして代替できるのは非常に便利ですね。
■総括
V時はアタックついでに手札洗浄とバインドサポートを行い、以降は疑似超越の弾として扱える。なかなか優秀なカードですね。
場に出た時の効果がV専なので、極端に使いどころが狭いのはネックですが、ロストレジェンドによる疑似超越ギミックを使っていくのであれば採用されるであろうカードだと思います。
評価:3/5点
2枚目もバインドサポート。
ギアクロだし本来はスチームパンク風のキャラクターなのでしょうが、イラストを見る限りそうは見えない。
リピッドのアトリエ なんとかの錬金術師
とかやっていそう。
■バインド&自己パンプ
フォースのG2ユニットなので元値が高く、自己パンプのみでお手軽に13000に届くのは魅力ですね。
ギアクロは疑似超越で手札を消費していくクランのようなので、単騎で最低限の要求値を確保できるカードは重要だと思います。
また、コストがバインドなのもギアクロにとってはメリットと言えますね。
これらを駆使してバインドゾーンにカードを貯め、要求されるG11以上を満たせと言う事でしょう。
コストをドロップゾーンから支払うので、イディアライズの蘇生効果と競合するのがややネックですね。
■手札から登場時
登場する領域が指定されているのは非常に使い難いですね。
イディアライズの能力でデッキトップやドロップゾーンからコールしても発動せず、バインドゾーンからコースする類の能力があった場合、それにも反応しません。
他のカードと組み合わせる事を拒否するようなデザインのカードがVGには散見されますが、これもその一つですね。ただでさえ自由度が無く窮屈なVGをさらに雁字搦めにする意図が解らない。
■総括
イディアライズを使用するか否かに限らず、バインドを使うのであれば採用圏内だと思います。
また、ギアクロのドローが薄く、ブースト要員を置くのが難しいなと感じた際にも、この手の自己パンプ搭載型のカードが役に立つでしょう。
評価:4/5点
最後にG1つ飛んで、G4
■V登場時バインドゾーン参照能力
バインドゾーンのカードのグレード合計を参照する効果ですね。
条件を満たした全てを上から順に解決するので、事実上3つの効果を持ちます。
・G1以上
デッキボトムバウンスは相手が何をバウンスするかを選択できるとは言え、参照がG1以上とほぼ確実に発動でき、焼きでは対処できないドーター等も除去できるので悪くはないでしょう。
・G5以上
G5以上でデッキトップスペコを行えます。
バインドゾーンにカードが2枚以上あれば発動を狙えるので、ここまでは然程難しくはないでしょう。
ランダムスペコとは言え盤面を1枚増やせるのは強力ですね。
ただ、山札の上から1枚をコールするとあり、選択の余地はないのでトリガーをコールせざるを得ない場合もありそうです。
逆に運が良ければG4が盤面に降ってくることもあるので、それぞれの神に祈りましょう。
・G11以上
バインドゾーンに最低3枚、G4を含めなければ最低4枚のカードが必要になるので、やや厳しい条件ですね。
しかし、その分リターンも大きく、ドロップゾーンから2体をコール&R3体をパンプできます。
ドロップゾーンから選択できるので、その気になればイディアライズを3体並べることもできますね。
イディアライズ自体はRではバニラなのでRに呼ぶ意味は薄いのですが、G4をRに置ければ15000打点。パンプ対象に指定して+5000で単騎20000アタッカー。
フォースかブースト要員を置いてあおげれば簡単に20000要求を取れますね。
■ギフトなし、自己パンプなし、ガード制限なし
一応ノーマルライドが可能ですが、ギフトを持たない為ライドの恩恵が薄く順当ライドを狙う必要はなさそうです。
また自己パンプやガード制限を持たないので単体としてはフィニッシャーとしては扱えず、他のカードでバインドゾーンを整えた後、疑似超越で登場するべきカードで、場に居座る類のカードではなさそうですね。
■総括
強力な効果を持つカードですが、その分十全に機能する為の条件も厳しく、バインドゾーンにカードを送る他のサポート要員次第で扱い易さが変わるカードだと思います。
G4ですし、バインドゾーンの条件も重いので疑似超越で引っ張ってくる用に2枚程度刺すカードではないかと。