イドゥンの林檎

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主にヴァンガード等、TCGの最新情報に関する雑記を綴るブログです

ヴァンガード 「ドラゴンナイト ヒーシャット」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS10「クランセレクションプラス Vol.2」収録「ドラゴンナイト ヒーシャット」です。

 

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 評価:5/5

■後列除去&1ドロー

【自】【《R》】:登場時、【コスト】[CB①、SB①]することで、1枚引き、相手の後列のリアガードを1枚選び、退却させる。

 

かなり強いですね。

コストがBC①、SB①と両コストを必要とするので若干重いですが、cip効果で2アド稼げるのは偉い。

 

ただし、対象が後列に限られているので、序盤に《R》に展開しても対象がおらず折角の除去効果が活かせないと言う事はありそうですね。

まぁ、これで前後問わず焼いてしまってはさすがに強すぎるので、これ以上は贅沢でしょう。

 

■ライドされた時サーチ

【自】:ライドされた時、あなたの山札を上から5枚見て、グレード3以上を1枚まで公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

 

類似効果持ちの「ラーヴァフロウ・ドラゴン」が存在しますが、ライドされた時限定でゲーム中に1度しか発動の機会がない分、の「ラーヴァフロウ・ドラゴン」とは違い、手札を捨てる必要がない点、G3以上を対象としている点が優秀ですね。

 

効果①とは違いノーコストである点も良いです。

確認できる枚数が5枚と若干心許ないですが、成功すれば単純に1アド稼げるので優先してライドしたいですね。

 

■総括

《V》でのサーチ効果、《R》でのアド取り効果を備えたG1ユニットです。

 

系統的には「サーベル・ドラゴニュート」の上位互換ですね。

どちらの効果も優秀で汎用性が高く、扱いやすいユニットので、どんなデッキにも差し挿む余地があると思います。

 

 

ヴァンガード 「両断の星輝兵 ジルコニウム」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「両断の星輝兵 ジルコニウム」です。

フレーバーが良い。

 

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 評価:4/5

■空サークルを呪縛で埋める

【自】【《V》/《R》】:登場時、「星輝兵」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[CB①]することで、相手は自分の山札を上から1枚見て、ユニットのいない《R》に呪縛カードとして置く。その呪縛カードが後列に置かれたら、あなたは1枚引き、そのターン中、このユニットのパワー+10000。

 

やっている事は最大でもCB①支払って1:1交換。

相手の盤面を埋めて条件付きで漸く1ドローなのでCB効率としては劣悪ですが、敵陣呪縛としてみると凶悪ですね。

 

夜霧の吸血姫 ナイトローゼ」のような《R》を残さずにターンを渡すデッキであれば、敵陣呪縛を避わす事ができるのでその点が穴だなと思っていたのですが、このカードの登場によってそれも対処可能な事象の一つとなりました。

 

単騎で呪縛を行え、尚且つ後列に置いた場合にはデメリットがあるので、半強制的に前列を埋められる仕様になっている点が優秀で良いですね。

デメリットを許容して後列を呪縛した場合にもクレイビングクローで前列に切り替える事ができますし、呪縛によって1面を機能不全に陥らせることのできるこの効果であればCB①も許容範囲でしょう。

 

欠点はユニットのいない《R》にしか呪縛カードを置けないので盤面を埋められると機能しない点ですが、その場合はカオスブレイカーが呪縛するので恐らく問題ないと思います。

 

それとオーダーが捲れてしまった場合にはどうなるのかが気になります。

普通に不発でしょうか?

ユニットカード以外が出る事を想定していないようなテキストをしていて若干気にかかります。

 

■《V》すべてを★2化

【永】【《R》】:相手のヴァンガードがグレード3以上で、相手に呪縛カードがあるなら、あなたのヴァンガードすべての元々の★は2になる。

 

天空を舞う竜 ルアード」のような効果ですね。

緩めの条件でフォースⅡ相当の効果なので優秀だと思います。

これで心置きなくフォースⅠを選択できます。

 

この効果は優秀なのですが、効果よりもテキストが気になりますね。

「あなたのヴァンガード」ではなく、「あなたのヴァンガード"すべて"」と書かれていることに意味はあるのでしょうか?

 

効果①を鑑みるに、カオスブレイカーの効果でジルコニウム自身が《V》化する?

 

■総括

「星輝兵」のお手軽山札呪縛要員です。

 

相手に空サークルがあればCB①支払うだけで呪縛カードを置けるので、盤面を空けてターンを渡す事で呪縛を回避できる一部のデッキや、そうすることで呪縛対策を行う戦術を刺せて便利ですね。

相手依存とは言え1ドローも付いていますし、ドローができなくとも呪縛カードで相手の前列を1つ埋められます。

クレイビングクローがあれば1ドローしつつ前列を呪縛する事もできますね。

 

効果②は《V》へ★を振れます。

効果①で呪縛カードを作ることで容易に発動条件を整えられますし、そうでなくともカオスブレイカーには呪縛効果が付いていそうなので置物としても優秀です。

《V》すべてを対象としている点も良い意味で気になりますね。

カオスブレイカーが「星輝兵」のいるを《R》を《V》扱いにでもするのでしょうか?

 

なんにせよ、敵陣呪縛は貴重なのでカオスブレイカーを使う上では必須になりそうですね。

ヴァンガード 「星輝兵 クレイビングクロー」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「星輝兵 クレイビングクロー」です。

 

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 評価:4/5

■「星輝兵」サーチ

【自】【《V》/《R》】:アタックかブーストしたアタックがヴァンガードにヒットした時、あなたの山札を上から5枚見て、「星輝兵」を含むカードを1枚まで公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

 

優秀ですね。

《V》ヒット時効果なので安定はしませんが、ノーコストで序盤から使用できるサーチ効果は便利ですし、「星輝兵」指定なので名称持ちが増えれば増えるほど対象も広がり強くなります。

 

■呪縛対象を変更

【起】【《R》】:相手のヴァンガードがグレード3以上なら、【コスト】[このユニットをソウルに置く]ことで、相手の呪縛カードを1枚まで選び、解呪する。解呪したら、その解呪されたユニット以外の相手のリアガードを1枚選び、呪縛する。

 

ついに敵陣呪縛が出ましたね。

この効果から察するに、カオブレがソウルコストを支払い後列を呪縛する効果で、このカードを使って前列呪縛への切り替えとコスト確保をする感じでしょうか。

解呪を挟んでいるので、解呪時に何かする方向もあり得ますね。

 

敵陣呪縛の存在を示唆する効果ですが、この効果自体は然程凶悪には見えませんね。

単体では機能しませんし、カオスブレイカー次第です。

 

■総括

「星輝兵」のサーチ要員です。

 

ヒット時効果なので発動が安定しませんが、確認できる枚数が5枚とそこそこあり、序盤から使用可能なノーコストサーチは優秀です。

サーチを行った後にこのカードが消える事もないので恒常的に使用できる点も良いです。

 

効果②は呪縛対象の移動なので恐らく後列呪縛から前列呪縛へ切り替えるための効果だと思います。

こちらはカオブレが見えないとイマイチ判断しにくいですね。

 

とは言え、サーチは有用ですし、呪縛切り替えも必要だからついているのでしょう。

「星輝兵」デッキのG1帯からこのカードを抜く積極的な理由はなさそうです。

 

ヴァンガード 「見習い妖怪 ササメユキ」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「見習い妖怪 ササメユキ」です。

G1だけ可愛くありませんね。

 

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 評価:3/5

■《V》登場時「シラユキ」サーチ

【自】【《V》】:登場時、あなたの山札を上から7枚見て、「シラユキ」を含むカードを1枚まで公開して手札に加え、山札をシャッフルする。

 

よくある《V》限定のノーコストサーチ効果ですね。

確認できる枚数が7枚と多いですし、対象も「幻夢の六花 シラユキ」「夢幻の風花 シラユキ」の二種存在するので成功率はそれなりに高そうで良いと思います。

 

成功すればノーコストで1アド取れるので積極的に狙いたいですね。

 

■《V》登場反応SC

【自】【《R》】【ターン1回】:「シラユキ」を含むあなたのヴァンガードが登場した時、SC①してよい。

 

《V》にシラユキが登場した時SCを行える効果ですか…。

ソウルコストが嵩みがちな「シラユキ」にとってSCは必要ですし、ターンを跨げば恒常的に使用できる点も悪くはありません。

 

しかし、条件が「シラユキ」と噛合っているとは言い難く、あまり使い勝手が良さそうには見えません。

 

■総括

よくある《V》限サーチ効果と《R》でのサポート効果を保有したG1ユニットです。

 

《V》限効果はサーチ対象が二種存在し、7枚確認でき、この手のテーマサポートとしては標準~若干優秀な性能をしています。

「シラユキ」は手札からガード札としても切るので、サーチ手段は有ると嬉しい効果ですね。

 

《R》効果のSCもターン制限が付いているとは言え、恒常的に使用可能なソウル供給効果なので、モノとしては悪くありません。

しかし、「シラユキ」の《V》登場時と言う条件が厳しいく、あまり使いやすいとは言えません。

「シラユキ」が山札やドロップからスペリオルライドするような術があったでしょうか?

【《V》/《G》】登場時とかにできなかったんだろうか。

 

ヴァンガード 「氷牙姫 ツララヒメ」評価

三が日ぶっ通しセール
Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「氷牙姫 ツララヒメ」です。祝祭日なのに動いているとは、ご苦労様です。

 

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評価:3/5

■「シラユキ」スペコ

【自】【《V》】:登場時、あなたの手札から「シラユキ」を含むカードを1枚《R》にコールしてよい。コールしたら、そのターン終了時、この効果でコールされたリアガードをあなたの手札に戻し、あなたのソウルが1枚以下なら、SC①してよい。

 

《V》登場時限定のスペリオルコール効果ですか。

G2ユニットの《V》限効果なので、なかなか優秀ですね。

序盤からG3を立てて殴れるだけでもそれなりに強いですし、「シラユキ」にはパワー減衰効果が付いているので、コストさえ支払えればその効果で「シラユキ」以外のユニットも殴り易くなります。

 

そして殴った後にはきちんと手札に帰って来て、ライドやガードに使用できる点が偉いですね。

完全にコストを賄いきれはしませんが、条件付きのSCもありがたいです。

これのお陰で《R》でパワー減衰効果を使用後に順当ライドだけでパワー減衰効果を使用できます。

 

■自己ソウルイン、自陣バウンス

【自】【《R》】:あなたのターン終了時、「シラユキ」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[このユニットをソウルに置く] ことで、あなたの《R》のノーマルユニットを1枚手札に戻す。

 

こちらは「シラユキ」制限のない効果ですね。

単純に考えると1枚分の損失でしかないのですが、ソウルを増やしながら自陣バウンスを行えるので悪くはありません。

 

「シラユキ」はソウルコストが重いのでSC1相当の自己ソウルインはそれだけでそこそこ便利ですし、自陣バウンスも《R》の「夢幻の風花 シラユキ」等を回収しcip効果を使い回せます。

むらくもにはそう言った用途のユイットが多いのもあって、割と優秀に見えますね。

 

■総括

「シラユキ」サポートです。

 

《V》効果、《R》効果共に、ソウルを確保する事と、「シラユキ」のcip効果を使用する事を目的としており一貫性があって良いですね。

少々、ソウル供給手段としては物足りませんが、《R》を開けつつソウルを共有できるので一応噛み合ってはいます。

「シラユキ」メインのデッキであれば、採用圏内になりそうですね。

 

【GBM】襲来!リジェクテッド ~ナサニエル~ HELL攻略

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襲来!リジェクテッド の4番手、ナサニエル編です。

 

今回も面白い編成ですね。

単体にターゲット集中を付与して各個撃破を狙ってきたソローとは逆で、挑発無効付の範囲攻撃で攻め、挑発でアタッカーを守る。

堅実でナサニエルのキャラに合った布陣だと感じました。

挑発無効は兎も角として、挑発盾&回復でのダメコンを相手にやられるとなかなか困りますね。

 

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今回の敵陣ギミックの要、防御150/600のパラディン・リジェクテッド参式&被ダメ50%回復+防御50%UPのサポート・リジェクテッド。

 

この二体に如何に対処するかがテーマですね。

大まかに対処法は2つ。

1.サポート・リジェクテッドの行動前にパラディン・リジェクテッド参式を撃破する。

2.挑発の切れる11ターン目以降にナサニエルらアタッカーを撃破する。

 

 

今回は挑発でダメージを集中してくれるので、素直にパラディン・リジェクテッド参式から片付けていく方法を取りました。

 

編成はこんな感じです。

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テイル・ハンナ・ネロでバフを持ったアタッカー3人がかりでパラディン・リジェクテッド参式を排除。

ボームでアタッカーを巻き込みつつサポート・リジェクテッドを排除。

その二体さえ何とかなれば、残りは普通の性能なのでどうとでもなります。

 

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3ターン程度でササモリが落ちますが、他は余程クリティカルを連発されない限りは最後まで持ちます。
横一列攻撃できるキャラやイヌカイや桃太郎がいればもう少し楽そうですが、この程度でもなんとかなりますね。

ヴァンガード 「幻夢の六花 シラユキ」評価

三が日ぶっ通しセール
Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「幻夢の六花 シラユキ」です。

 

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評価:4/5

■旧シラユキ扱い

【永】【山札/ドロップゾーン】:このカードは「夢幻の風花 シラユキ」としても扱う。

 

自身の名称を「夢幻の風花 シラユキ」としても扱う効果ですね。

シラユキサポートは全て固有名称指定ですが、この効果により既存のサポートをそのまま受ける事ができ、「夢幻の風花 シラユキ」「忍妖 ジャコツガール」「忍妖 レイニィマダム」の効果でサーチ・サルベージが可能になります。

既存のサポートが共有できるのは便利で良いですね。

 

■守りのパワーを減衰

【自】【《G》】:登場時、【コスト】[SB②]することで、相手の前列のユニットを1枚選び、そのバトル中、パワー-30000。

 

夢幻の風花 シラユキ」の登場時効果を踏襲したデバフ効果ですね。

あちらが【《V》/《R》/《G》】登場時、多対象、ターン持続なので攻守に渡って使用できるのに対し、こちらは【《G》】登場時、単体、そのバトル中のみと防御専門で若干扱い難くなった代わりに減衰値が-30000と守護者並の数値をしており、「夢幻の風花 シラユキ」との差別化ができていますね。

 

単体効果なので《R》も含めたアタック回数で攻めるタイプは苦手ですが、高火力が犇めく環境ではこちらの方が頼りになります。

またその性質上、「トップアイドル リヴィエール」のようなスペリオルライドを絡めた連パンも苦手ですね。

ソウルコストが重く、乱用しにくい点も気にかかります。

ソウル事情に関しては残りの枠でサポートが入る可能性もあるので、そこ次第でしょうか。

 

■攻めのパワー減衰

【自】【《V》/《R》】【ターン1回】:あなたのユニットのアタックがヒットしなかった時、「シラユキ」を含むあなたのヴァンガードがいるなら、【コスト】[CB①]することで、相手の前列のユニットを1枚選び、そのターン中、パワー-10000。このユニットが《V》にいるなら、あなたのドロップゾーンから「シラユキ」を含むカードを1枚ユニットのいない《R》にコールしてよい。

 

こちらの減衰効果も優秀ですね。

ターン中、相手ユニットのパワーを-10000できるので、事実上、自軍前列のユニットすべてにパワー+10000するようなものです。

 

アタックするユニットがこのユニットに限らず、「あなたのユニット」となっている点も良いですね。

隠密魔竜 ヴィアメルフドウ」等のアタック時に消えるユニットと併せればユニットのいない《R》を用意でき連パンできますし、残りの枠にアタック後ソウルに入るユニットが居れば尚良いです。

ドロップゾーンから「夢幻の風花 シラユキ」を出せればさらにパワー減衰がかかるのも面白い。

 

■総括

新機軸の「シラユキ」です。

 

夢幻の風花 シラユキ」とサポートを共有でき、2種のパワー減衰効果もなかなか優秀なので専用デッキが作りたくなります。

また《V》にいれば連パン効果が使えますが、《V》に拘る必要が薄く「看破の忍鬼 ヤスイエ」に混ぜたりしても面白そうですね。

 

 

ヴァンガード 「バトルシスター とらいふる」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS10「クランセレクションプラス Vol.2」収録「バトルシスター とらいふる」です。

 

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評価:4/5

■「バトルシスター」をコール&トップ操作

 【自】【《V》/《R》】:手札から登場した時、【コスト】[CB①]することで、あなたの山札を上から3枚見て、「バトルシスター」を含むカードを1枚まで《R》にコールし、残りを山札の上に望む順で置く。

 

ラクルらしい効果ですね。

「バトルシスター」を含むカードは既存分も合わせれば統一デッキを作れる程度に存在するので、成功率自体は高めですね。

トリガーにも存在するので、トリガーを《R》に出す事を厭わなければ、3枚ともトリガーだった場合にもほぼほぼ展開できます。

 

スペコのついでにデッキトップを操作できる点も優秀ですね。

山札を見ているので「バトルシスター まかろん」「バトルシスター とりはす」のパンプ効果を誘発できますし、トリガーを仕込むことで「バトルシスター かっさーた」のパンプ条件を満たしたり、「バトルシスター ぷらりーぬ」の自壊デメリットを回避できます。

 

■自己パンプ&守護者制限

【自】【《R》】:アタックした時、このターンにカードの能力であなたの山札を見ているなら、そのバトル中、このこのユニットのパワー+5000し、さらに【コスト】[グレード3をSB①]することで、相手は手札から守護者を《G》にコールできない。

 

バトルシスター まかろん」「バトルシスター とりはす」と同じ条件で満たせる自己パンプ効果と、コストを支払う事で得られる守護者制限ですね。

 

こちらはバトルシスター縛りが無いので汎用的で使いやすくて良いですね。

パンプ条件も緩いですし、守護者制限もコスト少な目で使いやすいです。

 

反面、パンプ値が物足りず、ふろまーじゅのパンプ込みで考えても少々パワーラインが心許ない点が気にかかります。

バトルシスター かっさーた」「バトルシスター ぱねとーね」でパワー不足を補いたいですね。

 

■総括

ふろまーじゅ、とりはすに続く、新規バトルシスター3枚目です。

 

《R》にコールできるのは「バトルシスター」のみですが、デッキトップ操作を兼ねた扱い易い効果と、若干パワー不足が気になりますが名称縛りのない守護者制限を持った汎用性の高いカードですね。

 

ふろまーじゅは少々地味でしたが、とらいふる、とりはすが優秀なのでデッキとしては問題なさそうで安心しました。

 

ヴァンガード 「幻惑の魔女 フィアナ」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「幻惑の魔女 フィアナ」です。

 

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 評価:3/5

■双闘再現

【起】【《V》】【ターン1回】:【コスト】[CB①、リアガードを2枚退却させる]ことで、あなたの、手札か山札から「現の魔女 ファム」を1枚まで探し、前列の《R》にコールし、山札から探したら、山札をシャッフルする。そのターン中、そのコールされたユニットのいるサークルは《V》になる。

 

 概ね予想通り「孤高の騎士 ガンスロッド」に類似した《R》を《V》化する効果でしたね。

ファムをデッキからサーチして《V》化する動きに双闘の名残を感じます。

 

コストとして《R》2体を退却させる必要があるのでそこそこ重めですが、コールされたファムとファムのシングルドライブで相殺されているので損はありませんね。

ドライブチェックを行える分だけ得をしているとも見なせます。

 

ファムが効果でツインドライブ化していればその時点で1枚分の得ですし、シャドパラには「髑髏の魔女 ネヴァン」がいるので退却コストも然程負担にはならないでしょう。

ドライブチェックで【引】トリガー等を捲れればさらに良いですね。

 

■《V》パンプ

【永】【《V》】:あなたのターン中、グレード0の相手のリアガード1枚につき、あなたのヴァンガードすべてのパワー+5000。

 

相手のG0の数に依存した《V》パンプ効果ですね。

 

このカード自体はG0への上書を行う事ができませんが、ファムがG0化を持っているので、疑似的にG0化を行う事ができます。

通常は最大2枚の上書きなのでパワー+10000程度ですが、相手が「プラント・トークン」等を利用するデッキであればそれ以上の上昇値を見込めます。

とは言え、さすがにそれに期待するのは微妙ですね。

スタンのFVは先駆もありませんし、パワー+10000が現実的な最大値でしょう。

 

《V》の持つパンプ効果としては些か力不足なので、「結氷の魔女 ベンデ」「ダンプフッド・ドラゴン」ら「ファントム・ブラスター・ドラゴン」スペライギミックでフォースを稼ぐと良いかも知れません。

 

■総括

孤高の騎士 ガンスロッド」に類似した《V》化効果で双闘を再現したユニットですね。

 

メインギミックのG0化も一応使えますし、枚数が少ないながらも形にはできそうです。

しかし、力不足はやはり否めませんね。

悪くはないのですが、新規3枚だけでは色々と足りていない感じです。

 

 

ヴァンガード 「現の魔女 ファム」評価


Amazon/駿河屋


今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「現の魔女 ファム」です。

 

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 評価:4/5

■強制上書きコールorドライブ追加

【起】【《V》】【ターン1回】: 【コスト】[SB①]することで、相手は自分のドロップゾーンからグレード0のユニットを2枚選び、グレード1以上のいる《R》にコールする。1枚もコールしなかったら、そのターン中、このユニットのドライブ+1。

 

旧ファムはただのパンプ効果だったので効果が大幅に変わってしまうのも仕方ありませんが、まるで「幻惑の魔女 フィアナ」のような効果ですね。

この効果を鑑みるに、フィアナは双闘再現でもするのでしょうか。

ソウルのファムの効果を得るのが最も簡単な双闘再現でしょうし、またテキストコピー系ですかね。

或いはファムのいる《R》を《V》扱いにでもするのかな。

 

とりあえず、相手のドロップ依存ですし、《V》限定起動効果なので、2ターン目に上書きを成功させるのはまず無理そうですね。

今の所ルーパの条件を満たすのも困難に見えます。

 

逆に相手側がこのドライブ追加を防ぐ手立てもほぼ無いので、そちらを狙うのは有りかも知れません。

2ターン目からツインドライブで殴れるのは強いので、それはそれで美味しいですね。

ドライブチェック時に手札が増えるのでタイミングとしては若干遅めですが、SB①で1枚分のアドが取れるのであれば十分でしょう。

 

■総括

《V》限定起動効果でのドライブ追加が非常に気になるG2魔女です。

 

旧双闘関連のカードなので、テキストコピーや《V》サークルの追加で双闘再現し《V》限定効果を使えるようにするものと思われます。

 

その効果の都合上、2ターン目に相手《R》にG0を展開する事が難しく、事実上SB①でドライブ+1する《V》効果を持っているような状態になっています。

さすがにその為だけに出張するような性能ではありませんが、G0を展開できなくても十分なメリットがあるので扱い易いですね。

 

 

ヴァンガード 「冷血の魔女 ルーバ」評価

冷血の魔女 ルーバ
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今回のカードはSS09「クランセレクションプラス Vol.1」収録「冷血の魔女 ルーバ」です。

褐色銀髪エルフですか、良いですね。 

 

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評価:3/5

■ コスト軽減付き1ドロー

【自】【《R》】:この能力のコストはグレード0の相手のリアガード1枚につき、CB①減る。登場時、【コスト】[CB②、ドロップゾーンからグレード2以上のノーマルユニットを1枚山札の下に置く] ことで、1枚引く。

 

登場時に1ドローを行い、1枚分のアドバンテージを得られる効果ですね。

アドバンテージを稼げる効果なので、まぁ悪くはなさそうです。

コスト軽減条件が旧「魔女」を彷彿とさせるG0条件なので、デッキとしては面白そうですし「魔女」では重要なカードになりそうですね。

容易にCB⓪まで持っていけるのであれば良いのですが…。

 

ドロップゾーンのカードをボトムに戻すことができるので、そう言う方向でも役に立つかもしれません。

CB②とただでさえ重いのに、それに加えてドロップ回収までついていると言う事は「現の魔女 ファム」がデッキに残っている必要があったりするのでしょうか?

ルアードでの悪用を防ぐためなか、グレード2以上となっている点が若干不便ですね。

ドロップゾーンからカードを戻す必要があるだけで序盤は使い難い印象ですが、グレード制限のお陰で尚更に使い難く見えます。

 

普通に使うとCB②も重く、専用デッキ以外ではあまり使い勝手は良くなさそうです。

 

■総括

魔女デッキの潤滑油ですね。

 

コスト軽減条件が「魔女」の特性に合致しているので、容易にG0ユニット2体を用意できるのであれば、使い勝手の良いカードになれますね。

これ単体では使い勝手が悪いので、「魔女」内でどの程度G0を生み出せるのかにかかっていると思います。

 

 

 

魔進戦隊キラメイジャー 第37話「せな 1/5」感想

 

ストーリー

■クランチュラ生存!

邪面師、邪面獣を呼び出すギミックを担ってますし、簡単には退場しませんよね。

いや、良かったです。

全回負けたのは20%の力しか出していなかったからと。

 

ところで、何処まで細分化できるんでしょうか?

ヨドンナの鞭で分裂を繰り返せるのであれば事実上、無敵と言う事では?

 

■マッハが気持ち悪い

いつの間にかすっかり気持ち悪いキャラが定着していますね。

 

魔進たちは意思を持っている設定の割には能動的なアクションに乏しく、折角のキャラ付けがあまり活かされていないので、こうしてキャラを立てる機会があるのは良い事だと思います。

マッハは恵まれていますね。

 

■人格分裂

せっかちアスリートの瀬名、ひたすらかわいい瀬名のようなキラメイジャーでこれまで見てきた瀬名の一面以外に、できるOL、感激屋、ネガティブと、既存の瀬名からは大きく乖離した面を誇張した瀬名をきちんと演じ分けていて役者さんは本当に凄いですね。

 

■小夜ワープ

場面転換で瀬名5のシーンになるのは別段おかしなことではないのですが、直前まで巨大戦をしていたはずの小夜が居るのはおかしいでしょう。

しかも、瀬名まで出て来て話に落ちが付いたのに、戦闘は未だ継続中とか。

話の繋ぎを考えてください。

 

今回は海岸線で追いかけっこする画が撮りたかっただけで、他は一切考えていなかったんだろうなぁ。

あのシーン、仮にも瀬名は陸上選手設定なんですが、小夜があっさり追い付いて良いんですか?

 

ついでに、失敗しても一切反省していなかった瀬名1234が、瀬名5を受け入れる気になった理由も解りません。

あそこから何をどうしたら「戻って欲しいの」になるのでしょう?

突然普通の感性が何処かから生えてきたようですが、実は常識と良識を持った瀬名6でも居ましたか?

あれでは真冬にずぶ濡れになりながら説得した小夜がバカみたいじゃないですか。

 

■ヨドンナ

ヨドンナは依り代であり、ヨドン皇帝自身でもあったわけですね。

なるほど。

今回のテーマが人格分裂なのも一貫性があって好きです。

 

ヨドンナの仮面を剥がし、身体中から溢れ出た淀みを纏って巨大化する変身シークェンスが良いですね。

邪面師、邪面獣、クランチュラ、ガルザは仮面やそれに類するものを身に着けているのに、ヨドンナだけが仮面のモチーフがなかったので統一感に欠けるなと思っていたのですが、こういう展開であれば納得です。

 

皇帝のデザインも不気味で好みです。